水泳のバタフライのキックは、ドルフィンキックです。
両足を合わせてイルカの尾ひれのように扱って進むキックですが、少しテクニックが必要なのでしっかりとやり方を覚え、水泳に慣れてから挑戦しましょう。
1.水泳のバタフライのドルフィンキックの基本
ドルフィンキックは、水泳のキックとしては唯一バタフライでのみ使われます。
バサロ泳法などでも使うことはありますが、25メートル以上をドルフィンキックで泳ぐことになるのはバタフライのみですね。
イルカの尾ひれのように動かす、水泳の中でも独特のキック方法で、キックは2種類の動きに分けられており、その2種類を組み合わせ、全身と息継ぎとストロークのために体を浮かせたり、体を進めたりします。
まず、第一キックは太ももから動かすキックです。
タイミングは、ストローク中に手を入水をさせて、手を伸ばしているときに行います。
こちらは太ももからしっかりと動かすキックです。
第二キックは手を動かして、水中から手が出ようとしているとき、体をくの字のような状態にしているときに、するキックです。
こちらは膝を90°に折れるように曲げて、強く蹴り出します。
ただ、膝だけではなく、太ももも動かすようにしなければなりません。
それどころか、体全体をしならせて動くイメージでキックをします。
自分がイルカになったようなイメージでキックをするといいでしょう。
2.ドルフィンキックの練習方法
綺麗に泳ぐためには、まずは陸上で、手も含めたバタフライを泳ぐ際のテンポやフォームをしっかりと覚えておかなければなりません。
要するに体のしならせ方を覚えておくことです。
詳しくはここでは触れませんが、それがある程度出来ていないと、ドルフィンキックも上手くできるようにはなれません。
ドルフィンキックの練習は、ビート板を使う方法と、使わない方法があります。
ビート板は第2キックの練習ができます。
第2キックは推進力を得るキックですので、そちらで進めるようにするといいでしょう。
というよりは、常に頭と体が浮いているため、第2キックをやらざるを得ないのです。
使わない場合はどちらのキックも練習することが出来ます。
水中に少し沈みながら第一キックをして、第二キックで体を浮かすようにキックをしましょう
息継ぎも第二キックの時に、スカーリングをするように、手を開いて息継ぎを行います。
ビート板を使わない練習であれば、体のしならせ方も分かりますので、ドルフィンキックをある程度できるようになれば、そちらで練習をすると良いでしょう。
また、息継ぎをせずに、リズムを意識して進めるところまで進むだけでも、いい練習にはなります。
コメント