水泳はかなり体力を使い、水に浸かっているだけでも体力は消耗しますが、それだけではなく、泳ぐためにも体力は不可欠です。
この水泳のための体力は一体どうやってつけることができるのでしょうか。
1.水泳で体力は付くのか
そもそも、水泳で体力が付くのか、という疑問があると思いますが、原則としては体力は付きます。
ただし、水泳に必要な体力は陸上で使う体力とはかなり違います。
そのために、水泳でなら長距離を泳ぐことが出来る人も、陸上では長距離を走ることができない、ということは良くあります。
また、逆もしかりで陸上でランニングなどをしたからと言って、それで身に付いた体力が水泳にフィードバックされるとは限りません。
ですので、水泳で必要な体力を身につけるのであれば、水泳をするしかないのです。
水泳で身に着けることができる体力というものは、いわゆる心肺機能を向上させるというだけです。
肺活量が増えると言った方が分かり易いかもしれません。
2.体力をつけるためにメニューを組む
水泳を趣味として始めた場合、だらだらと1時間くらい泳ぐだけと言う人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、それではほとんど体力は付きません。
水泳で体力を身につけるのであれば、しっかりとメニューを組んで泳ぐ必要があると言えます。
そのメニューにも様々あります。
一つの練習でストロークを鍛えたり、キックを鍛えたりする方もいらっしゃいますが、それらで身に付くのはキックやストロークの技術や筋力です。
それらも必要にはなりますが、純粋に体力をつけるのであれば、短いインターバルでの短期的な練習がいいでしょう。
例えば、25mを20秒台で前半で泳げるとしましょう。
その場合には、25mを30秒で10本程行います。
このときは、インターバルが30秒ある、というわけではありません。
泳いでいる時間とインターバルを含めて30秒です。
つまり、インターバルがかなり短くなるという計算になりますね。
このような練習方法を取ることによって、次第に体力をどんどん使い、肺活量も鍛えることが出来るのです。
以上のような練習方法を、何セットかで行うのがオススメです。
例えば、10本3セットとし、1セットごとのインターバルは1分くらいにしましょう。
それぐらいがちょうどいいと思います。
また、このような練習方法によってどのようにすれば早く泳げるようになるのか、ということも身に着けることができるはずです。
なお、この練習は、キック、ストロークなどの練習を一通り終えた後、もしくはアップを済ませてから行うようにします。
プールに入っていきなりし始めると、故障の原因にもなりますので、注意しましょう。
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