最近習い事としてダイエットブームや運動不足解消、さらにアクションスターやヒーローに憧れて格闘技を始める人が増えてきました。
特にテコンドーは華麗な足技から習い事として人気が高いです。
そんなテコンドーを習い事として始めようと考えている方向けに私からいくつかアドバイスをさせていただきます。
1. テコンドーを習い事として始める前に
テコンドーは武道であると同時に格闘技です。習得には労力や時間がかかりますし、時には組手で痛い思いをすることもあるでしょう。
始める方だからこそ、覚えていただきたいことをいくつか述べさせていただきます。
1. 決してハードルを上げすぎない
まず、テコンドーを始めてみる人の多くが「華麗な足技を身に着けてみたいけど自分にできるのかな」「練習がきつそう」「失敗したらどうしよう」などと、やらないうちからあれこれ不安に思ってしまうことが多いようです。私も初めはそうでした。
しかし、安心してください。道場は学校と同じです。
「できないことをできるように鍛える場所」です。
はじめはできなくて当たり前ですし、誰もがみんな白帯から基本を学びました。
中には運動経験が全くゼロだったという選手だっています。
そんな選手たちも毎日地道に練習を続けていった結果、全日本や世界で輝かしい戦績を残すファイターになったのです。
はじめから私には無理だとハードルを上げないでください。
10回チャレンジすれば1つのミスは当たり前です。
100回失敗して初めて1回成功するくらいの気持ちで臨めば何も恐れることはありません。
最初はだれでも失敗の連続ですし、最初からうまくいく人はなかなかいません。
地道に無理なく楽しく稽古を積み重ねてこそ、初めて試合で結果を残せるようになりますし、何より人として成長が望めるのです。
2. 練習の留意点
さて、上記ではこれからテコンドーを習い事として始める方にぜひ覚えていただきたいポイントをお話ししましたが、ここでは練習に取り組むときの留意点についてお話します。
1.小さな成功を積み重ねる
どんなに大きな偉業も実は小さな成功の積み重ねです。
試合を例に挙げると全日本での優勝という結果も毎日道場で地道に稽古に取り組んでいたからこそ、手に入れた結果ですし、試合に挑戦し続けたからこそ自分の限界を超え続けたのです。
華麗な足技を例に挙げると誰にでもできる動作と毎日の柔軟を地道に積み上げたからこそ、あれほどまでにキレのある打点の高い蹴り技ができます。
最初から足が上がる人なんてまずいません。
全ては小さな一歩でも前に進み続けた結果です。
小さな成功を積み重ねるには目標を立てるのが一番です。
「自分から下がらない」「苦手な上段蹴りを10回以上使う」「お風呂上りに必ずストレッチを続ける」などテーマを決めて練習に取り組みましょう。
結果よりも小さなテーマを一つ一つクリアしていくことで石段を一段ずつ上って行くように確実に成長をとげます。
まずは普段の練習から「勝ち負けではなく目標をクリアできたかどうか」にスポットを当てて取り組みましょう。
以上がテコンドーを習い事として始める方へのささやかなアドバイスです。テコンドーは貴方の人生にきっとプラスになる武道です。ハードルを上げず、地道に継続してください。ご清聴ありがとうございました。
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