ヨガの犬のポーズは、ダウンドッグともよばれる下を向いた犬のポーズです。
慣れるまではしんどく感じたり、筋肉痛に苦しめられることもありますが、体がスッキリし爽快感を感じられるでしょう。
こちらでは、犬のポーズのやり方と効果について取り上げます。
1.ヨガの犬のポーズ、やり方は?
ヨガの犬のポーズは、体で三角形を作り、手と足で全身のバランスをとるポーズです。
慣れるまでは難しく感じられることもありますが、腕、足、骨盤、肩、腰の角度といった全てがうまく調整できれば、驚くほど全身が安定しどれだけ長時間でも疲れずにポーズをキープすることができます。
スタートは、四つんばいからです。
両足のつま先を立てて、腕は肩幅、足は腰幅に広げます。
手は肩の下より手のひら1個分前に来るようにして、手の指を広げて人差し指はまっすぐ前方に向けます。
足は腰の下にまっすぐ下ろしておきましょう。
息を吐きながらひざを床から離して上に上げていきます。
ひざを少し曲げてかかとを床から離します。
尾骨を骨盤からひきはがすイメージで、恥骨の方に軽く押します。
座骨は天井へ向けて、足首から足のつけねのそけい部までの足の内側を引き上げるようにします。
呼吸をし、息を吐くタイミングで太もものつけねを後方へ押し、かかとで床を押すようにつけます。
ひじやひざはまっすぐ伸ばしますが、ロックしないように柔軟なままです。
太ももの上部、そけい部に近い方を少し内側に回転させます。
お尻は斜め上につきだします。
手首から肩のつけねまで引き上げるようにして、両腕の外側を引き締めて人差し指のつけねで強く床を押します。
肩甲骨は押し広げるようにし、腰の伸びを気持ちよく感じましょう。
首や肩の力は抜き、頭は上腕部の間でキープし、ぶら下がらないように気をつけます。
そのまま呼吸を繰り返していきます。
息を吐きながらひざを曲げて床に戻ったら、チャイルドポーズで休みます。
犬のポーズは、ヨガの伝統的な太陽礼拝という動きを構成するポーズの1つですが、単独でおこなっても問題ありません。
注意することは、体を痛めないようにすることです。
無理に脇を伸ばそうとすると肩を痛めたり、ひじが反るほどに伸ばすとひじを痛めます。
無理しない程度で、腰が伸びる気持ち良さを感じるようにしてください。
ですから、腰がどうしても丸まってしまうようでしたら、かかとを上げてひざを曲げてみましょう。
腰の伸びを優先してポーズに取り組むことが大切です。
2.ヨガの犬のポーズ、効果は?
ヨガの犬のポーズは、バストアップ、ヒップアップ、二の腕、太もも、ふくらはぎのシェイプアップが期待できます。
頭痛、肩こりの解消、足腰の疲労回復だけでなく、更年期障害や婦人科系のトラブル緩和、消化機能の改善にもつながります。
日中あまり行くことのない頭部に血液がめぐるのでリラックスでき、ストレス解消になります。
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