現在、ヨガは妊活をしている女性から大きな支持を得ています。自律神経やホルモンバランスを整える効果があり、適度な運動量があるヨガは確かに妊活に持ってこいと言えます。
妊娠に関係する子宮や卵巣、ホルモンといったものに働きかけるポーズを見ていきます。
1.妊活に有効的なポーズ
子宮や卵巣の働きが活発であったり、子宮が妊娠しやすい位置にあったりと、妊娠しやすい身体というのは色々な要素を含んています。そのような妊娠しやすい状態を手助けするヨガポーズを3つピックアップします。
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1.魚のポーズ
魚のポーズは甲状腺を刺激しホルモンの分泌を活発にし新陳代謝を高めます。また、骨盤を正常な位置に調整する働きをするので、骨盤に支えられている子宮にも影響し、生理不順の改善などに効果があります。
1.マットに仰向けになります。両足を揃えて、身体の中心線を意識し、つま先から頭まで左右の偏りがないように身体の位置を調整していきます。
2.一旦膝を曲げて軽くお尻を床から浮かし、両手をお尻の下に持ってきて、手のひらを床につけ手の甲の上にお尻をのせます。両膝をまっすぐ伸ばします。
3.吸う息で、両肘を床に押し付ける力を利用して、お尻は手の甲につけたまま、腰、背中、肩を床から浮かし胸を広げます。さらに胸を天井に突き上げるようにして頭を浮かせ喉を開き頭の頭頂部を床に押し付けます。
4.ポーズを保ったまま5呼吸します。
5.呼吸が終わったら、床から頭を外し腰、背中、肩、頭を床に下ろし、お尻の下の両手を解放して仰向けになります。しばらく穏やかな呼吸で全身の力を抜きます。
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2.開脚のポーズ
開脚のポーズは股関節を柔軟にする効果もありますが、卵巣に働きかけホルモンを分泌しやすくする効果もあります。
1.マットに長座の姿勢(両足を前に伸ばしてお尻を床へ下ろす姿勢)で座ります。
2.両脚を左右に軽く広げ、両手を身体の前へ置きます。
3.両手の平で床を押して、その力を利用してお尻から頭まで背筋をスーッと伸ばします。両脚をさらに可能な範囲で左右に広げていきます。無理をしないで気持ち良いところで止めます。
4.息を吸って胸を開き天井を見上げます。吐く息で両手を歩かせて、前へ上半身を倒していきます。目線も天井から床へ移し少し遠くの床を見つめていきます。気持ち良いと思える範囲で上半身を床に近づけます。
5.ポーズを保ったまま5呼吸します。吐く息ごとに上半身をさらに床に近づけていきます。
6.呼吸が終わったら、吸う息で両手を歩かせて上半身を起こします。
7.脚を閉じてポーズを解放し、リラックスした呼吸で身体と心を休ませます。
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3.舟のポーズ
舟のポーズは、腹部、背中、骨盤周りを鍛えるポーズです。特に出産時の必要な背中の筋肉を鍛えることもできるので、妊活にも是非取り入れたいポーズの一つです。
1.マットの上に両脚を伸ばして座ります。
2.両膝を曲げて、お尻を床につけたまま、少し足を床から浮かせます。
3.膝の後ろに両手を外側から差し込み、もう少し足を床から離してもバランスが取れるようにします。
4,吸う息で股の中央から下腹部、みぞおちをグッと上に引き上げます。そのまま胸を軽く開き頭のてっぺんを天井に突き刺すようなイメージで上体を起こします。
5.両もも、膝、足首をぴったりとくっつけて、脚を上へ徐々に上げていきます。同時に膝も伸ばしていきます。つま先を天井の方へ突き刺すように伸ばしていきます。可能であれば、両手の支えを外し、上半身の腹部の力と両脚がお互いに押し合う力でバランスをとります。
6.ポーズを保ったまま5呼吸します。
7.呼吸が終わったらポーズを解放し、穏やかな呼吸で少し休憩します。
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