高血圧が持続すると、脳卒中や心筋梗塞といった成人病を引き起こす可能性が高いと言われています。血圧が上がる要素に、ストレス、睡眠不足、運動不足、飲酒、喫煙、塩分の高い食事などが挙げられます。
ストレス緩和、運動不足の解消など、高血圧の改善にヨガは役立ちそうです。
[br num=“1″]
1.ヨガの高血圧に効くポーズ
急に血流を上がるアーサナ(ポーズ)ではなく、心臓や内臓をマッサージし、徐々に代謝を上げるポーズや、ストレス解消になるアーサナ(ポーズ)をご紹介します。
[br num=“1”]
1.ヨガの片足の前屈のポーズ(ジャーヌシールシアーサナ)
片足で前屈するヨガのポーズにはいくつか種類があり、その中のジャーヌシールシアーサナは、肝臓、膵臓、腎臓などの臓器に働きかけ、消化を助け、代謝を上げ、血流を良くする効果があります。
1.マットに長座の姿勢(両足を前に伸ばしてお尻を床へ下ろす姿勢)で座ります。
2.右膝を曲げて外側に開き右足裏を左ももの内側へ押し当てます。お尻を床へしっかりと根付かせます。
3.左脚はまっすぐ伸ばし、左かかとを突き出し、つま先を天井の方へ向けて、左ふくらはぎ、太ももの裏側が心地よく伸びるようにします。
4.両手を左ももの上に置きます。息を吸ってお尻から頭をスーッと伸ばし天井を見上げます。吐く息で両手を前方へ滑らせて上体を床の方へ近づけます。目線を床へ落とし、可能出ればおでこを右脚の上へ置いていきます。辛さや痛さを感じるようならポーズを緩めて心地良いところで止めます。
5.ポーズを保ったま5呼吸します。
6.呼吸が終わったら、吸う息でゆっくりと上体を起こしポーズを解放します。反対側も同じように行います。
[br num=“1”]
2.片足の前屈のポーズ(トゥリアンガムカイパータパスチモッターナアーサナ)
もう一つ、片足で行う前屈のポーズ、トゥリアンガムカイパータパスチモッターナアーサナは、足、膝、お尻が伸び、顔と足が近づくといった意味のポーズです。名前の通り下半身の筋肉を柔軟にする効果もありますが、心臓を強くし内臓の調子を整える効果もあります。
1.マットに長座の姿勢(両足を前に伸ばしてお尻を床へ下ろす姿勢)で座ります。
2.右膝を外側に曲げて、右かかとが右のお尻の横に来るようにします。右足裏が天井の方へ向き、右足の甲が床側にきます。お尻をしっかりと床へ根付かせます。
3〜6.はジャーヌシールシアーサナと同じように行います。
[br num=“1”]
3.ヨガのスキのポーズ
スキのポーズは背骨の血行が良くなったり、内臓をマッサージするといった効果がありますが、頭の中をスッキリさせたり、ストレスの緩和にも効果を発揮します。
1.マットの上に仰向けになります。
2.両膝を軽く曲げたまま、両足を天井の方に向けて伸ばします。
3.背中を丸めながら、お尻を床から離し、両手のひらで腰を支えながら、お尻をさらに天井の方へ向け、膝をおでこの近づけるようにして、両足を頭の向こうへ持っていきます。
4.両足のつま先、または足の甲を床へ下ろします。
5.両手を上半身とは反対側へまっすぐ伸ばし、左右の肩甲骨を寄せて両手の指と指を絡めて腰から遠く離していきます。
6.ポーズを保ったまま5呼吸します。
7.呼吸が終わったら、両手を解放し腰を支え、背骨1つ1つを床に下ろすようにして背中から腰、お尻を床へおろしていきます。両脚も床へ下ろし仰向けでリラックスします。
コメント