現在、様々なバラエティーに富んだヨガが世の中には存在しており、今回ご紹介する笑いヨガ、別名ラフターヨガも90年代に発祥し全世界に広まったヨガの一つです。
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1.笑いヨガとはどんなヨガ?
笑うことは身体を健康にするという考えを元にする笑いヨガ。色々なメソッドを使って強制的に笑いを起こし、いつの間にか本物の笑いを起こすといったヨガで、グループで行われます。
笑いヨガの始まりは1990年代、インドで年配の方々が公園に集まって自発的に行われていました。この笑いの効能に注目した、インド人医師のマダンカタリア氏がによって笑いヨガは体系づけられました。氏は笑いヨガの練習方法を記した「Laugh For No Reason」を2002年出版しています。
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2.笑いヨガのメソッド
笑いヨガのセッションは、ストレッチ、チャンティング(歌を歌ったり、お経を唱えたりすること)、手を叩く、アイコンタクトを取る、ゆっくりと体を動かすなどのウォームアップから始まります。
ウォームアップ後、笑うための予備運動として、肺に働きかける呼吸を行なっていきます。
呼吸を行なった後は、様々な「笑いのエクササイズ」で笑いを作っていきます。笑いを誘うような声をかけたり、面白いポーズをしたり、童心に還れるような遊びをします。
強制的に笑いを作っていくのですが、最後は自分でも分からないけど、本気で笑っていたという感想を持つ方が多いようです。
また笑いにより、肺も広がり自ずと呼吸が深まるといった効果があります。
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3.笑いの効果
笑うことによる身体への影響は、科学的にも検証されているようです。いくつか笑いによる効果を見ていきます。
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1.免疫力アップ
人間の体内にはNK細胞、ナチュラルキラー細胞という細胞があり、このNK細胞はがん細胞やウイルスを退治し、笑うことにより働きが活発になると言われています。
この為、免疫力が上がり健康な身体を作ることができます。
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2.記憶力の向上
笑うことは血液の循環にも影響し、血流が良くなり、脳の働きを活性化します。特に記憶を司る海馬や判断力を司る側頭葉の働きが良くなります。
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3.前向きになる
楽しいことや嬉しいことがあると自ずと笑いますよね。笑った後は朗らかで明るい気持ちになるものです。
この明るい気持ちというのは笑うことでエンドルフィンというホルモンが分泌されるからです。エンドルフィンは「脳内麻薬」とも呼ばれ、幸福感を与える作用があります。
また、やる気を起こしたりポジティブな思考を起こすホルモン、ドーパミンも笑うことで分泌されます。
さらに、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンも分泌され、ストレスの緩和につながります。
このように、笑うことで様々なホルモンの分泌が促され、明るく前向きな気持ちになる効果があります。
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