眠れない時に無理に寝ようとすると、余計に目が覚めてしまいますよね。
しかも不安なことを考えるとさらに不安が増してしまって逆効果になることもあります。
そんな時にすぐできて、安眠効果のあるヨガのポーズをご紹介します。
1.眠れない時にポーズをする意味とは?
不安や焦りがある時に気力で立て直そうとしても逆効果で、少し動いたり、自分の体の状態に意識を向けた方が心も落ち着きます。
ヨガのポーズをして自分の体の状態に意識を向けると、不安や焦りが次々に沸き起こる状態がストップし、心が落ち着き安眠へと向かいます。
どのポーズをしてもそういった効果はありますが、その中でも特に安眠に効果のあるヨガのポーズを3つ挙げてみました。
ヨガのポーズの名前は日本語(サンスクリット語)の順に記載しています。
2.安眠に効果的なポーズ3つ
1.死者のポーズ(シャヴァ・アーサナ)
手足をリラックスさせて体を床に投げ出すポーズで、その様子から「死者のポーズ」と呼ばれています。
全身の疲労をやわらげ、自律神経のバランスを整えます。
1. まず、両足の幅を肩幅くらいに開きます。
2. 手は天井を向け、体から少し離して置きます。
3. 目を軽く閉じて、眉間の力を抜きます。
4. そのまま自分の呼吸に意識を向けます。
2. 仰向け合せきのポーズ(スプタ・バッダ・コーナ・アーサナ)
仰向けになって足裏を合わせるポーズです。
背骨や骨盤の歪みを整えたり、不眠を緩和する効果があります。
1. 全身の力を抜いてゆったりと、膝を開いたままの状態でリラックスします。
2.膝が浮いてしまって痛い場合は、膝の下にタオルやクッションを敷いて痛みがなくリラックスできるよう調整します。
3. あごは軽く引き、静かに目を閉じます。
4. 肩もリラックスさせ、緊張を解きます。
5. 呼吸はゆったりと腹式呼吸をし、呼吸に意識を向けるようにします。
3. ワニのポーズ(ジャタナ・パリヴァルタナ・アーサナ)
このポーズは、落ち込みから立ち直るのに効果があります。
1. 仰向けから右側を下にして横になります。その時に右腕で腕枕をし、左膝を曲げます。
2. 息を吸いながら、左手を頭の方へまっすぐに伸ばしますが、同時に右かかとで壁をけるように押し出し、手と足が引っ張り合うようにします。
3. 息を吐きながら左腕を床づたいに後ろへ伸ばし、肩の位置で止め、視線は手の方向を向きます。右手は軽くストッパーのように左足の膝の上に置き、1分間くらいゆったりと呼吸します。
4. 呼吸を続けながら、来た方向と腕を反対側から回して元の位置に戻ります。
反対側も繰り返します。
いかがでしょうか?
ポーズを取る前と後の違いが感じられましたか?
ぜひ、安眠のために実践してみてくださいね。
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