ヨガをした後に、気持ち良かった。身体の力がスーッと抜けて、最後寝てしまった。等の感想を持つ方が多いようです。
確かにヨガはリラックス効果があると言われていますが、なぜヨガをするとリラックスできるのでしょうか?
1.呼吸
普段の生活では呼吸を気にかける機会は少ないと思います。
無意識にしている呼吸の大半は大変浅く、特に女性の場合だと鼻から喉あたりまでの非常に浅い呼吸をしていると言われています。
その点、ヨガを行う上で呼吸はとても大事な要素の一つで、アーサナ(ポーズ)と連動させて意識的に呼吸を行います。
呼吸を意識的に行うことで、呼吸は深まり、酸素をより多く身体に取り入れることができます。
酸素が体内に多く取り込まれると、脳や筋肉の活動を助けますので、自ずとリラックス状態を導き出すことができます。
また、不安、緊張といった状態の時は、呼吸が浅くなったり早くなったりしますが、気持ちが落ち着いている時は自ずと呼吸が深くゆっくりになります。
この、ゆっくり落ち着いた呼吸を意図的にヨガをすることで作り出すことができます。
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2.交感神経、副交感神経を刺激
アーサナ(ポーズ)は、ポーズを維持して筋肉の緊張状態を作り、ポーズを戻して弛緩状態を作ります。
この、緊張と弛緩の繰り返しは交感神経、副交感神経を刺激し、自律神経を整える作用があります。
また、アーサナ(ポーズ)と共に行うプラーナヤーマ(呼吸)も、吸う息で交感神経、吐く息で副交感神経を刺激すると言われています。
自律神経が整うことで、頭がスッキリしたり、気持ちが落ち着き心が安定します。必要な時に目覚め、必要な時に眠りにつけるようになります。
考え事や不安なことがあると眠りにつけないというような時も、ヨガで緊張をほぐせばリラックスして眠りにつけるといった効果が見込まれます。
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3.身体の調整・適度な運動
アーサナ(ポーズ)を通して、身体のバランスが調整されていきます。
身体のバランスが調整されると肩こり、腰痛その他の体の不調が緩和れます。
身体の不調和は無意識的な癖が慢性的になって、ある一定の部位にストレスがかかり、筋肉のコリが発生することが要因の一つです。
ヨガは、アーサナ(ポーズ)とプラーナヤーマ(呼吸)を同時に行うことで有酸素運動となり、血流や代謝が良くなり、筋肉のコリをほぐし、結果、筋肉のリラックス状態を作り上げることができます。
このように、ヨガをすると身体を外側、内側から整えることができ、自身を本来の自然な状態に近づけることができます。
身体の不調やストレスが緩和されれば、ゆったり落ち着いたリラックス効果が期待できますね。
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