いざ、キャンプに向かう当日、時すでに雨が降っているからと中止にした経験はありませんか?
確かにせっかくのキャンプに雨というのは憂鬱になってしまうかもしれません。
しかし、ちょっとの工夫で雨の日でも快適にキャンプを楽しめます。
今回はそんなテクニックをご紹介します。
1.雨の日の設営テクニック
キャンプ当日が雨のときは設営にちょっと気を配ってやるだけで、快適に過ごすことができます。
まず設営の順番としては最初にタープを立てることをオススメします。これは雨から荷物を守るための屋根を確保するためです。
このときタープの一方を低くして、水のはけ口を作っておくことが大切です。また、ロースタイルのキャンプにし、タープ全体を低くしておくと、タープを流れた雨が地面に落ちた時の跳ね返りが少なく、周囲のものを汚しにくくなります。
また、地面にも側溝を掘り、水の通り道を作っておくと、どうしても水はけの悪いサイトでも水たまりができにくくサイト内がより快適に過ごせる環境になります。
しかし、キャンプ場によっては側溝を掘るのをNGとしているところもありますし、OKの場合でも撤収前に元通り埋め戻すことが必須のマナーとなっています。
設営でもう一つ気を付けるべきポイントはテントとタープを極力密接させることです。
可能であればタープとテントの間にブルーシートなどで屋根を作り、双方の行き来の際完全に雨から逃れられる環境にできるのがベストです。
また雨の日は地盤が緩み、ペグが抜けやすくなってしまう為、ペグを打った後上から重石を乗せるか、ペグを打たず木にロープを縛るかと対策を取ると安心です。
ロープを機に縛る際は木の表皮を傷つけないようあらかじめロープが当たる部分に新聞紙やタオルなどを巻き保護するのがマナーです。
この際のロープ結びについては普通に結ぶだけでは引張強度が弱いため専用の結び方を事前に勉強されることをオススメします。トートラインヒッチ(和名:張り綱結び)が安定してテンションをかけ続けられるのでオススメです。
2.レインウェアで雨対策
キャンプに行く日、雨の予報が出ていない日でも簡単なレインウェアを持参しましょう。
山の天気は変わりやすいと言いますし、万が一に備えて準備しておくことをオススメします。
アウトドアにおける雨具で傘はNGです。木々を痛める原因にもなりますし、片手がふさがることで整地されていない地面での転倒は思わぬケガの原因となります。
したがってキャンプでは上下がセパレートになっているレインウェアの着用をオススメします。
上下が分かれていることで群れを防ぎ、かつ脱ぎ着がしやすいので急な天気の移り変わりにも対応がしやすいことがメリットです。
また忘れがちな長靴も準備しておきましょう。
長靴は足元を濡れないようにしてくれるだけではなく、蛇対策にもつながります。
特に夏場は蛇の動きが活発化するのでできればふくらはぎが隠れるくらいの長靴を履いておくと完全にとは言えませんが対策の一つとして有効です。
雨の日は、雨の日しか得られない体験があります。対策をしっかりすることで、ぜひ雨の中のキャンプにも楽しみを見つけてみてください。
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