夏になり、キャンプシーズン到来となっても、真夏すぎては暑すぎて外出する気が起きないという方の為に、キャンプ中少しでも厚さをしのげるテクニックをご紹介します。
1.暑い日に快適に過ごす基本
暑い日に厚さをしのぐにはどうすればいいか、を考えると暑くないところに行けばいい、が最も単純で明快な答えだと思います。
一般的に、気温は標高が100m上がると0.6℃ほど下がると言われています。
したがって標高1,000mのだと標高0mのところよりも6.5℃涼しいという事になります。
つまり例えば標高0mの地点で35℃だとしても、標高1,000mですと23.5℃まで下がる計算になります
また、やはり水が近くにあると涼しく感じられますので近くに小川がある1,000m以上の場所でキャンプができるのがベストです。
反対に海沿いでとなると、雰囲気は当然いいのですが気温は高く、暑さとの闘いになります。
ぜひ、少し足を延ばしていつもと違う、標高の高いキャンプ場を探してみてください。
2.暑い日の設営の基本
暑い日にキャンプをするときの設営の基本についてご紹介します。
キャンプサイトについたらまずはタープを張りましょう。日陰を作り、休めるスペースを作る為です。このとき、できるだけ木陰を探し、設営をすると直射日光を遮れるのでより暑さを防いでくれます。
タープを立て終わってから時間に余裕があればすぐにテントを立てるのは避けた方が無難です。
日中に設営してしまうと太陽の熱でテントの中がサウナ状態になり、夜非常に寝苦しい思いをすることになります。
安全面を考慮しながら、日が落ちる少し前に設営すれば多少の緩和が期待できます。
このとき、風向きを考えて風がテント内を通る方向に入口を向けられるとなおいいでしょう。
また、テント内にたまった熱を放出するのに、ポータブル扇風機等も活躍します。AC電源のあるオートキャンプ場なら普段家でお使いの物を持参してもいいですし、最近では電池で動くタイプの扇風機もありますのでテント内の暑い熱を外に逃がしてやりましょう。
このとき、テント入口のメッシュは閉めて熱の換気をしてください。害虫や小動物の侵入を避けるためです。
設営でちょっと気を使うだけでずいぶんましになりますので是非お試しください。
3.暑さを逃がす知恵、小物
キャンプ中どうしても熱い場合は川遊びや水シャワー等、水に体をつけてしまうのも一手です。
アウトドアでの水は貴重なため、水源が近くにあるキャンプ場を選べるとなお良いかと思います。
最近ではポータブルの簡易シャワーの販売もあり、洗車や外の掃除等、日常生活でも使い道がありますので一つ持っておくと便利かもしれません。
また、日中ですとテントやタープの周りに打ち水をするのも効果があります。サイトが斜面の場合、水が流れていく先にテントや荷物がないか確認してから行いましょう。
どうしても暑い熱帯夜の為に蚊帳のようなテントを一つ持っておくのも一手です。
壁面(物によっては天井も)がメッシュの記事なので熱が篭らず比較的涼しく過ごせる上、出入りにさえ気を配れば飛来虫からも守ってくれます。
反面、外から丸見えとの欠点もある為、防犯上使用には注意が必要です。
少しの工夫で暑さをしのぎ、快適に夏を満喫しましょう。
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