普通のキャンプにはもう飽きてしまった方は雪中キャンプに挑戦しませんか?
夏にするキャンプとは全く違い、辺り一面白銀の世界でのキャンプはきっと忘れられない思い出になります。
今回は雪中キャンプの基本的なコツと注意点についてご紹介します。
1.雪中キャンプに行く前に
雪中キャンプは素人だけで行うと命の危険が伴います。
それだけの覚悟や知識をもって行ってください。こういうと敷居が高く感じられるかと思いますが、普段のキャンプとは全く違う、新しい体験ができると思います。
さて、一口に雪中キャンプと言っても、慣れないうちは豪雪地帯でのキャンプはやめておきましょう。豪雪地帯とは一晩に50㎝以上積もるような地域を指しますが、そんな環境では普通のテントは間違いなく倒壊します。
雪は想像以上に重く、普通のテントでは重さに耐えられず倒壊してしまうため、専用のテントをそろえる必要があります。
やむを得ず通常のテントで雪中キャンプをすることになった場合には、降雪量にもよりますが1時間半~2時間ごとにテントの上の雪下ろしをする必要があります。これは就寝時でも同様で1時間半~2時間の間隔で起きて雪下ろしをする、といった作業を繰り返す必要があります。
また、降り続いた雪で通気口や換気できる場所が雪で埋まってしまったことに気づかず、ランタンやストーブを使い続けると、一酸化炭素中毒で命を落とします。
他に出発前の注意点としては風が強い、雨といった天気予報の日は断念して延期することが大切です。
暴風雪でのキャンプは通常の雪中キャンプと比較しても格段に難易度、危険度が上がってしまう為、大きな事故に繋がります。
また、雨についても真冬の雨は想像しているよりはるかに冷たく、雪以上に辛い思いをすることと思います。
2.雪中キャンプでの設営
雪中キャンプではテントを張る前に地面を均し、雪を踏み固める必要があります。
これは地面の凹凸をなくすための作業で、雪上でのキャンプでは欠かせない作業となりますので、スノーシューやスコップを使って雪原をきれいに均しましょう
また、雪が深いとペグがすぐ抜けてしまい機能しませんので、四隅に雪を積む等、代替手段を取る必要があります。
タープの張り方についてはメーカーが推奨する普通の張り方だと10㎝程度の積雪で簡単に倒壊してしまいます。
普通の倒壊ならまだ救いはありますがタープ本体の破れやポールが曲がってしまう等、その場ですぐ改修できないダメージを負う可能性もありますのでできるだけ尖った形で張ることが大切です。
傾斜が急であれば急であるほど雪は落ちるので安心ですが、反面風の影響を受けやすくなるため高さにも注意が必要です。対策としてはタープをできるだけ低くし、地面の雪を掘ることで広い空間が確保できます。
撤収の際は掘った穴を埋めて帰るのは当然のマナーです。
対策を事前にしっかりとり、アウトドアライフを楽しんでください。
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