キャンプでのご飯といえば?と聞くときっとほとんどの人がカレーと答えるのではないでしょうか。
そんなキャンプ定番のカレーを、野外で美味しくつくるポイントをご紹介します。
1.キャンプでつくる絶品カレーの極意、具材について
キャンプでカレーを作る際、具材になかなか火が通らず、固い人参や玉ねぎをシャリシャリ鳴らせながら食べた経験があるキャンパーは多いと思います。
いくら野外で食べる料理は普段と違って美味しく感じるといえども具材がシャリシャリしているカレーは嫌かと思います。
そこで、野菜にじっくり火を通し、美味しいカレーを作る作戦をご紹介します
まず一つ目の作戦は具材を薄く、小さくすることです。
薄く小さな具材はより熱が通りやすく、美味しいカレーになります。
反面、あまり小ささ、薄さを求めて具材をカットしてしまうと、みじん切りのようになってしまします。
それを避けるためにも薄さ、と小ささのどちらかに重きを置いて具材をカットしましょう。
小さいコロコロしたダイス状のカットにするか、薄く大きなカットにするか、お好みに合わせてカットしてください。
二つ目の作戦は、野菜を炒めるのではなく、バーベキューのように炭火で焼いて食べるというものです。
あえて厚切りにした野菜を炭火でグリルし、最後に少しだけ煮込むようにすると、より野菜の甘さが増し、美味しいカレーになります。
またグリルした野菜をすべてカレーに入れず、一部焼き野菜として素材本来の美味しさを楽しむのもオススメです。
三つ目の作戦は、ダッチオーブンを使うことです。
鋳鉄製のダッチオーブンは熱伝導率が高く、蓄熱製も高いので、より少ない時間でじっくりしっかり火を通すことができます。
また、ダッチオーブンのフタの上に炭を置いておくと上からも熱を加えられますのでより早く熱を通すことができます。
ダッチオーブンは、カレーやシチューの煮込み料理だけではなく、ローストビーフやローストチキンなどのパーティ料理、揚げ物、炒め物、パンを焼くこともできる最強の鍋です。
一つ持っておくと、今後のキャンプクッキングの幅が圧倒的に広がりますのでぜひ購入を検討してみてください。
2.キャンプで作るカレーの失敗例
次にキャンプで作ったカレーの失敗例をご紹介します。
まずは前述の通り、具材に火が通っていないという失敗です。
前述の方法で回避して、美味しいカレーを作ってください。
次に同じくらい失敗件数が高いのは水の入れすぎです。
水の量を見誤り、シャバシャバのスープカレーのようなものができてしまったことのある方も多いのではないでしょうか。
アウトドアではあらかじめ持参していないと正確に水の量を計ることができません。
そのせいで水を多く入れすぎてしまいシャバシャバのカレーができてしまいます。
具材が全部隠れるくらいの水だけで十分カレーは作れますので参考にしてみてください。
しかし炭火や焚き火で調理する際は普段家庭で作るときよりも火力が強く、水分が飛んでしまいがちなので、少し多めに水を入れる必要があります。
最後はカレーの問題ではなくお供のご飯の問題です。
水と米をいれてスイッチを押すだけで美味しいごはんを食べることができてしまう現代で、米と水の分量を計って炊くというのはなかなかない体験でしょう。
そのため、水分量を間違え、おかゆのようなご飯になったり、芯が残った固いご飯になったりすることがしばしばあります。
慣れないうちは目視に頼らず、水筒としてよく使われるナルゲンボトルなど目盛りがついた容器を使い、水の分量を決めるといいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は美味しくカレーが作れる極意をご紹介しました。
しかし、一番の極意は些細なトラブルを気にせず、みんなで楽しく作り、食べることです。
ぜひ、自然に囲まれた中での絶品カレーに舌を鳴らしてください。
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