キャンプで揺らめくたき火を眺めながら美味しいコーヒーを飲む、そんな至福のひとときを過ごせるように、今回はキャンプで最高に美味しいコーヒーを飲む方法をご紹介します。
1.便利で簡単、ドリップコーヒーの淹れ方
野外でコーヒーを淹れる器具は大きく2つに分けられます。
まず1つ目の器具はドリップコーヒーです。
ご家庭でもペーパーフィルターを使って豆からコーヒーを淹れている方もいるのではないでしょうか。
ペーパードリップコーヒーを淹れるには、フィルターを受けるドリッパーとフィルター中〜中粗挽きのお好きなコーヒー豆があればオーケーです。
より美味しく淹れるには口が細くなったコーヒーポッドがあれば注湯を安定して行えるので荷物に余裕があれば1つあると楽しめます。
ドリッパーについてはユニフレーム製のコーヒーバネットが便利です。
このコーヒーバネットは折りたたみができるため携帯製に優れ、キャンプでコーヒーを飲む際に大活躍してくれます。
しかし、他の製品に比べやや抽出速度が速いため、普段よりも10秒前後長く蒸らしの時間を取る必要があります。
ペーパーフィルターは市販の物で大丈夫ですが、ドリッパーによっては円錐形、台形のフィルターの指定がありますので注意が必要です。
またペーパーレスのドリッパーもありますが、使用する度に洗わなければいけないので、簡単に捨てられるペーパーフィルターを使うドリッパーをオススメします。
ドリップコーヒーを淹れるポイントは一投目の注湯のあと、30秒程度蒸らす時間を確保することにあります。
ここでじっくり蒸らすことでより風味の豊かな、香り高いコーヒーを淹れることができます。
中湯のポイントとしては、注湯の前に粉を平らにし、中心の500円玉くらいの範囲に回すようにお湯をかけます。
このとき、フィルターに直接お湯が当たらないように気をつけてください。
一投目を含む、全3〜4回の注湯で抽出すると味わい深くなり美味しいです。
また、一投目以降、最後までフィルターの中のお湯が全部出切ってしまわないように注意することも大切です。
なぜなら、最後のお湯が出切ってしまうときに、フィルターに残ったエグ味を連れて行ってしまうからです。
これらの注意点を守れば美味しいドリップコーヒーを淹れることができます。
2.キャンプにぴったり、パーコレーターについて
二つ目の器具はパーコレーターです。
パーコレーターとは、コーヒー用のポットのことで、通常のポットとは違い、直火でお湯を沸かすことでコーヒーを抽出する道具です。
ふたの一部分がガラスになっており、中nお色合いで濃さを判断できるため、より自分好みのコーヒーを淹れることができます。
構造上、コーヒーの粉に繰り返し何度も湯が触れるため、濃いめのコーヒーが入りやすく、朝の目覚めにちょうどいいコーヒーを淹れることができます。
ただし、長時間抽出をするとコーヒーの苦味、エグ味が出てしまい、美味しくなくなりますので注意が必要です。
しかし、丈夫で故障もほとんどないため、過酷な環境であるアウトドアでは大活躍してくれるアイテムです。
パーコレーターの使い方は、まずバスケットと呼ばれるコーヒー豆をセットする部分を取り出し、淹れたい分量に合わせてコーヒー豆を入れ、中蓋をかぶせます。
その後、淹れたい量の水を入れ、ポットを火にかけてお湯を沸かします。
お湯が沸騰したら一度火から下ろし、バスケットをセットし、ふたをしめ、再度弱火にかけます。
4分くらいを目安に、ふたのガラス部分から中を覗き、抽出されているコーヒーの濃さで抽出具合を判断します。
お好みの濃さになったら、火から下ろせばコーヒーの完成です。
バスケットをポットにセットしてからは濃さの確認だけであとは放置しておいてもいいのがパーコレーターの良いところです。
また、ちょっと無骨な見た目がキャンプにぴったりなアイテムです。
3.キャンプで最高のコーヒーを飲む方法、番外編
これまでキャンプで美味しいコーヒーを淹れられる抽出器具を2つご紹介しました。
しかし、キャンプでは雰囲気という最高のスパイスがあります。
もちろん味も大切ですがそれ以上にキャンプならではの雰囲気を楽しみながらコーヒーを飲むことが大切なのではないでしょうか。
例えば味に拘らず、インスタントのコーヒーでも構いませんし、Grower’s cupというアイテムは、パックを開封してお湯を注ぐだけで飲めるとても簡単なコーヒーもあります。
今回ここでご紹介しきれなかった程、いろいろな抽出器具がありますのでそれぞれのキャンプで、それぞれの求める最高の一杯を探してみてください。
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