1人でゆっくり過ごせる時間を求めてソロキャンプに行こうと思っている方のために、今回はソロキャンプ用のテントの選び方をご紹介します。
1.ソロキャンプ用テントの選び方
ソロキャンプのテントを選ぶにあたっていくつかのポイントをご紹介します。
まず一つ目のポイントは、テントのサイズです。
この場合のサイズとはいわゆる床面積についてです。
基本的にソロキャンプ用のテントといえば1人用のコンパクトな設計で作られています。
中には幅が75cm程度しかないような極めて細いテントもあります。
本格的な登山を目的とし、キャンプギアの軽さを追求するような方はそういったテントが必要でしょうが、オートキャンプやそこまで過酷な移動のないキャンプでは快適さも捨てがたいポイントです。
ソロキャンプをするからソロキャンプ用のテントを、という概念にとらわれず、自分の求めるサイズ感を把握した上で、快適に居住、睡眠ができるサイズのテントを選びましょう。
着替えなどの荷物をテントに持ってはいるのであれば2人用のテントで十分な場合があります。
次にテントの軽さです。
テントの重さは概ねポールの重さと言っても過言ではありません。
テントのポールにはいくつかの種類があります。
FRP、いわゆる繊維強化プラスチックのポールはしなやかに曲がり、価格も安いアイテムですが、強度を上げるために中心の繊維をボリューミーにしないといけないため若干重くなる傾向にあります。
またその割にそこまでの強度は期待できず、強風や経年劣化により折れてしまうケースがあります。
他にもスチール製のポールは価格も安価で強度が強い反面、FRPのようなしなやかな弾性には期待できません。
強度はあるものの、重量が重く、錆びやすいのが欠点の素材です。
またジュラルミン製のポールは軽さ、強度、弾性全てにおいて優れており最もテント用ポールに適していますが、価格が高価で、経年劣化の心配がある素材です。
求める素材と価格との兼ね合いを考えてお好みの重さのテントを選んでください。
テントを選ぶ大まかな基準は以上の通りです。
ぜひ、サイズと重さをよく検討の上、ご自身にぴったりのテントを探してみてください。
2.テントの種類について
テントを選ぶポイントとしてテントの種類も重要なポイントです。
まず一つ目は最も一般的なダブルウォールテントです。
その名の通りインナーテントとフライシートの2枚を使用しより高い防水性能と、結露への強さ、保温力の高さや前室のあることなどがメリットとして挙げられます。
アウトドアでは防水性能は突然の雨に耐えられるよう、性能のいいものを選ぶことが大切です。
しかし、インナーテントを組んだ上でフライシートを被せるため設営、撤収が手間であることとコンパクトさに欠けるというデメリットもあります。
もう一つはシングルウォールテントと呼ばれるテントです。
フライシートを必要とせず、透湿防水性の高い一枚の生地のみでできているテントです。
設営が簡単でコンパクトであることがメリットですが、結露の心配があることと前室がないことがデメリットとして挙げられます。
したがって、ただひたすらにコンパクトであることを追求するのであればシングルウォールテント、快適に過ごせる環境を追求するのであればダブルウォールテントが良いと言えるでしょう
いかがでしたでしょうか。
今回はソロキャンプ用のテントの選び方をご紹介しました。
ぜひご自身にあったソロキャンプ用テントを探してみてください。
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