バランセのやり方 | バレエのセンター・レッスン

バレエの幕物を見ていると、必ず1度は登場するワルツの曲のシーンがあります。バレエのワルツの代表的なステップに、バランセがあります。

この優雅なステップについて解説していきます。

1.バレエのバランセについて

バランセ(仏:balance)はバランス、揺れるという意味です。
バレエでの意味も同じで、揺れるようにして、バランスをとる動きのことを表します。

3拍子(6/8拍子ももちろん)に合わせて、左右に重心を移動させて足踏みするステップです。

動きは前後(アン・ナヴァン、アン・ナリエール)、左右、回転(アン・トゥールナン)とあります。

5番ポジションから、一歩踏み出しドゥミ・プリエをするのが1拍目。

もう片方の足を先の足の後ろク・ドゥ・ピエを通って踏みあがるのが2拍目。

降りてク・ドゥ・ピエに戻るのが3拍めです。

バランセの一歩目、二歩目は同じですが、三歩目がプリエの場合と、ドゥミ・ポアントかポアントの場合で2種類あります。

3歩踏むだけの動きなのに、腕と脚がバラバラになってしまったり、腰が抜けてしまって思うように体全体が使えなかったりと、たかがバランセ、されどバランセで、意外と奥が深い動きです。

優雅に流れるように踊るには、どのようにすればいいか、また、どういった種類があるのか確認していきましょう。

2.バランセの種類

バランセ・ドゥ・コテの「ドゥ・コテ」 は 「横に動くこと」 を指します。つまり、横に動くバランセです。

前脚を少しルルヴェにして後ろ脚を横に出し、小さなトンベでプリエに小さく飛び乗りながら、後から来る脚をク=ドゥ=ピエにします。ここまでが一歩目です。

二歩目はク=ドゥ=ピエの脚にドゥミ・ポアントかポアントに立ち、前脚は前のデガジェに伸ばします。このデガジェをク=ドゥ=ピエにする場合もあります。




三歩目は、前のデガジェにした脚をプリエにするか、ドゥミ・ポアントかポアントにします。

手は、大きな横向きの8の字を身体の前に書くように使います。

前後のバランセでは、前に進むバランセを「バランセ・アン・ナバン」、後に進むバランセを「バランセ・アン・ナリエール」と言います。

動かし方は「バランセ・ドゥ・コテ」 と同じです。前後への移動はエファッセに向いて行います。

アン・ナバンは腕をアラベスクの形にして顔を45度上に向け、それに合わせて上半身を上に向けて行います。

アン・ナリエールは、前の腕をアン・ナバンにし、顔を45度下に向け、それに合わせて上半身を少し下に向けます。

下に向ける上半身の角度は大変難しく、視線に合わせて落としがちになります。引上げをしつつ下に向けるので、顔の向きそのものに合わせることはしません。

顔は下45度ですが、上半身は少しだけ下を向けるようにしてください。常に引上げを感じる角度で行いましょう。

前後のあとに回転(ワルツステップ)をすることが多いです。

回転のときのポイントは1拍目でプリエを外さないように、2、3拍目は歩いて、歩いてステップを踏むことです。

バランセを大きく、なめらかに踊るには1拍目のプリエで前に進む準備をして、背中をぐっと押されたようにプリエをすることです。そうすれば、伸ばしたより遠くに足を踏み出すことができます。

前後の動きも同じですね。踏み出すときは脚だけを動かすのではなく、背中から腰骨も一緒にドゥミ・プリエするイメージで、とにかく体全体を踊らせるように、自分のまわりの空気を動かすつもりで行います。

バランセでのプリエとドゥミ・ポアントやポアントへのアップを流れるように行って優雅な動きにしましょう。




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