ポール・ドゥ・ブラが美しければ、魅せるバレエが踊れるといっても過言ではないほど踊りの上で重要なポール・ドゥ・ブラについて確認していきましょう。

1. バレエ ポール・ドゥ・ブラとは

ポール・ドゥ・ブラとは、腕の動きのことを指すバレエ用語です。

腕の運びという意味を持っているのですが、実際にバレエで使うポール・ドゥ・ブラで大切なことは、腕の形だけではありません。

腕、手首、指先、顔の向き、背中の使い方など、上半身全体を使ってポール・ドゥ・ブラを行います。

バレエの手の通り道は決まっており、ポール・ドゥ・ブラが示しています。必ずアンバー、アンナバン、アン・オー、アラセゴンドの4つのポジションを使います。

例えば、アンバーからアン・オーの形に変えるときは、必ずアンナバンを通ります。
必ずアンナバンという通り道があって、近道することはできません。

ひとつひとつのポーズを使いながら目的地に到達するというイメージです。

このポール・ドゥ・ブラの通り道がしっかり身につくと、バレエらしい手の動かし方ができるようになります。

慣れるまでは、このポール・ドゥ・ブラの手の通り道は難しく感じられるかもしれません。

イメージトレーニングの効果を期待して、レッスン動画やバレエ作品のDVDなどを見て、イメージを膨らませることで、手の動かし方を積極的に身につけいきましょう。

また、手だけの動きは場所を選ばず練習できるので、お風呂や洗面所などの鏡があるところでは、積極的にポーズをとってみましょう。

2.ポール・ドゥ・ブラの動きについて

アンバーからアラスゴンドまでの4つのポール・ドゥ・ブラ、全てに共通したポイントについてですが、踊っている途中で、力が入って手がピンと伸び切ってしまうことはよくありません。




バレエでは腕や指先が伸び切ってしまう形は存在しないからです。
必ずヒジや手首を軽く曲げ、柔らかさを表現します。そして、手肩からすっと長く見せるようにします。

また、ポール・ドゥ・ブラで腕の形が変わると、顔の向きも変わります。

アンバーの場合、顔は軽く外側に向きます。
クロワゼの5番ポジションなら、客席側を向きます。

バーレッスンでの第5ポジションの場合、顔はバーと反対側に向けます。

このとき注意したいのは、あごです。あごは少しだけ上げ、首の長さを強調することを忘れないようにしましょう。

アンナバンの場合、顔は内側に傾けるようにします。アンナバンにした手のひらを、のぞき込むようなイメージです。

首を倒しすぎたりすることのないように気を付けましょう。
目線を内側に持ってきて、それに伴って自然に顔の角度が変わる程度と考えてください。

アン・オーの場合は、アンバーと同じように軽く外側に顔を付けます。
このときも、あごが自然に上向きになるよう意識してください。

アラスゴンドの場合は、基本的に顔は正面になります。

指示があれば、動かしている足の方向の、やや斜め前を見るような感じにします。
あごも自然な上向きになるよう意識してください。

センターでのアラスゴンドではアンシェヌマンだと進行方向の手のポジションで顔の付け方が変わります。

進行方向の右手がアンナバンなら、顔は内側に。
進行方向左手がアン・オーやアロンジェなら、顔は斜め前であごを少し上げます。

最初はとっさに顔の方向を判断するのが難しいですが、イメージトレーニングや繰り返しの練習で慣れれば、自然と顔が動くようになってくるでしょう。

ポール・ドゥ・ブラが美しければ、魅せるバレエが踊れると言ったように、ポール・ドゥ・ブラさえ美しければ、とても見応えのあるバレエになるということです。

経験を重ねて、どんどん上達していきましょう。




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