カービングスキーとストレートなスキーの違い

現在はカービングスキーが主流で、昔ながらのまっすぐなスキーを使う人が少なくなりました。

形もさることながら、操作の仕方が全く変わってしまいました。

滑って体で感じればもちろん解決しますが、物理的に考えて頭で整理すると意外と分かる部分もあるかもしれません。

近年スキーを始められた方は、「昔のスキーはこうだったんだ」とうんちくにしていただければと思います。

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1.まっすぐなスキー

カービングスキーが普及し始めたのは1990年代です。

それまではほぼまっすぐ。

かろうじてビンディングのあたりが少しくびれているかな?程度です。

(それもあまり古い板ではありません。)

「昔はスキーがとても長かった。」と聞いた事はありませんか?

あれは何でかというと、スキーの接地面積を大きくすることで板の『ブレ』を小さくするためと言われています。

スキー自体の『滑る』理論というのが今現在も確定されていないため断定した表現は控えますが、おおよその原理としてはこうです。

・板の接地面積が小さければ小さいほど、スピードが上がれば左右のブレが生じる

・面積が広くなれば、左右のブレが小さくなる

大まかに説明するとこんな感じです。

その他、重みを付けるために長いスキーにしているという理由もあります。

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2.カービングスキーとの大きな違い

ストレートスキーとカービングスキーの違いは結果的に何をもたらすのか、という点ですが。




スキーをたわませて曲がるための弧を作るのですが、カービングスキーの場合、負荷をかけるだけで弧を描いてくれます。

これはくびれのおかげです。

ストレートスキーの場合は、スキーをたわませる力も弧の深さも大きくしないといけません。

その上、スキーをドリフトさせて曲げなければいけません。

今は使われていないですが、小回りのパラレルを『ウェーデルン』という用語で言っていました。

ドイツ語で「尾をふる」という意味です。

その通り、スキーのテールを振りながら滑るのが従来でしたが、カービングスキーはそういう滑り方はしません。

サイドのくびれが雪面をつかみやすくしてくれるためです。

「カービングスキーになって滑りやすくなった」というのはそのためです。

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3.今もストレートスキーは売っているの?

量販店ではほとんど販売していないでしょう。

ただ、リサイクルショップに行けば販売していることがあるかもしれません。

たまに目にする往年の名器が、かつての時代を思い出させてくれるものです。

スキーはさらに進化を続けています。

今やスキーは『コレ』といったスタイルではなく、様々な板や考え方で自由に楽しむというものであると考えています。

とかく日本人は「こうでなければならない」「明確にルールを明示しなければならない」と考えがちですが、今の時代にはもしかしたらそぐわないのかもしれません。

『なんでもいいよ!カッコよかったらさ!!』




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