コンパスの活用方法 | 大人の登山入門

登山で道に迷ったりしないためにも、位置を知るためにコンパスを活用する際は、地形図と組み合わせて進路や目標物の方向をつかむことが必要になります。

登山用のコンパスは、透明プレート付きのオリエンテーリングコンパスと呼ばれるタイプのコンパスを活用します。方位を見る時には、日常生活上では東西南北の4方位か、8方位で十分です。

しかし登山では、16方位まで覚えておくと、より正確に詳しく方向をとらえることができます。16方位とは東西南北を基準として、円周を16等分したものです。

数字としては方位角で、北を0度もしくは360度として、時計回りに東を90度、南を180度、西を270度のように方位を角度で表す方法となります。登山でのコンパスの活用方法についてご紹介します。

1.登山でのコンパスの持ち方

まずはコンパスを胸の辺りで水平に構えます。コンパスを進路や目的地に向ける時には、プレートの進行線が身体の正面前方に向くように構えます。

この時、進行線が示す方向と身体の向きがブレないようにするためには、コンパスの後ろ側を自分の身体に押し当てて構えると良いです。

またコンパスは磁気などの影響を受けやすいため携帯電話やデジタルカメラも離しておくように、登山時には注意することが必要です。




2.コンパスを使う準備

登山時にコンパスを活用する準備段階として、磁北線を引くことになります。地図は通常、北を上にして作られております。この北は北極点の方向で、真北とも呼ばれます。

真北に対して、コンパスの磁石の指す北を、磁北と言います。この真北と磁北にはズレがあります。日本では地域によって西におおよそ5~9度のズレがあります。

真北と磁北のズレのことを磁針偏差と呼ばれ、この磁針偏差を考慮しつつ、登山時は地形図とコンパスを組み合わせて使います。この地形図に磁北線を書き入れるために、まず図面の右下に分度器をあてます。

次に分度器で読み取った目盛の位置に印をつけ、定規を用いて図面の右下から1本目の磁北線を引きます。2本目以降は一定間隔で平行に磁北線を引きます。
2万5000分の1地形図では、4センチ間隔とすると、実際の距離で1キロとなるため、距離感をつかむうえでは大変便利です。

3.コンパスを使う手順

登山時にコンパスを使う手順としては、まず現在地と目的地を結ぶ直線にプレートの長辺をあてます。次にカプセルだけ回し、北南線と磁北線を合わせます。最後にコンパスを手に取り構え、北南線と磁針が重なるように、カプセルは回さず自分の身体を回転させます。

すぐにはこの透明プレート付きのオリエンテーリングコンパスと呼ばれるタイプのコンパスに慣れないため、繰り返し練習することが必要です。




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