登山の際、足場の悪い不安定な場所や濡れた傾斜や坂道でスリップして転倒することもあるかと思います。その転倒をきっかけに捻挫や骨折する可能性も誰しもありえます。

登山中に捻挫や骨折が疑われる怪我をした際でも、慌てずに対応ができるように知識として備えていれば役立つはずです。

1.登山時の捻挫や骨折について

登山に限ることではありませんが、余程にひどい捻挫や骨折ではない限り、捻挫や骨折は素人が外見からは判断できないことも多いです。痛みや腫れは捻挫や骨折の共通している症状です。

絶対とは言えませんが、激しい痛みが伴う時は骨折の疑いが強くなります。まずは応急処置が必要となります。もし足を捻挫や骨折の疑いがあり、痛みが強くもう登山を継続することができない場合は、できれば暗くなる前に救援要請をする必要があります。

2.捻挫や骨折の応急処置

登山で捻挫や骨折が実際起きてしまったら応急処置をする必要がありますが、正確に理想的な処置をすることは困難なことが多と思われます。しかしできるだけ正しく行うことで酷い状態を避けることができたり、早く治ることにも繋がります。

応急処置に必要なことは、4つです。それは安静、冷却、圧迫、挙上となります。まず安静では怪我した患部を副木などで固定することが必要です。




次に冷湿布や他に冷やせるものがあれば患部を冷却することで炎症を抑えることができたり、内出血を防ぎ痛みを軽減させることができます。

その次に弾力包帯や三角巾などを持ち合わせていれば、それで圧迫をすることで出血や腫れを防ぐことができます。圧迫しすぎて、患部や他の箇所にシビレが出たり、蒼白な状態にならないよう注意が必要です。

最期に挙上です。他の怪我した箇所に悪影響が出ない範囲で、患部を心臓より高くすることで痛みや腫れを軽減することができます。

3.ある物を代用させる

山では応急処置などで使うものを全て持ち合わせているとは限らないと思います。ある物を代用させてしのぐことが求められます。例えば副木であればトレッキングポール、ザックのフレーム、新聞紙、山に落ちているある程度の形の整った木の枝などが代用できます。

腕を固定する際に三角巾の代わりに、バンダナを用いたり、タオル、余っている衣類を工夫して用い、紐や圧迫の包帯の代わりに代用することもできます。

何もない持っていない場合などは、自分の着ているTシャツそのものを、下からまくり上げて患部の腕を包み込むようにし、胸のあたりに安全ピンなどで簡単に固定する方法などもあります。




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