せっかくの休日、天気もいいしデイキャンプに行こう!とバーベキューを計画される方も多いのではないでしょうか。
気軽に行えるバーベキューをよりスマートに楽しめるように、ここで紹介する「デイキャンプで周りに差をつけるバーベキューテクニック」を実施して、ワンランク上のバーベキューを体験してください。
1.「スリーゾーンファイア」でもう焦がさない!
日頃からアウトドアに関わっていなくても手軽に行えるデイキャンプで、バーベキューをより楽しむために事前に「バーベキュー・テクニック」などをインターネットで検索する方も多いのではないでしょうか。そんなサイトの多くになかなか火がつかない人に向けた情報をよく見かけます。
しかし肝心なのは火がついたその後です。炭の火力調整を上手く出来ず、せっかくのお肉を焦がしてしまった経験はありませんか?
そんな苦い思い出を解消するテクニックが「スリーゾーンファイア」です。このスリーゾーンファイアは日本バーベキュー協会が定めるバーベキュー検定の問題にも出題される重要なテクニックの一つです。
方法グリルの中の隅を3つに区切り、強火(炭を多く)・中火(炭を少なく)・弱火(炭を置かない)の3ゾーンに区切るだけと至って簡単です。強火ゾーンでまず肉を焼き、ある程度焼けたら中火ゾーンでじっくり火を通し、弱火ゾーンで保温する、こうすることで肉の焦げを防ぐだけではなく、ここ(弱火ゾーン)にある肉はとっていいよと「気の利く焼き手」を演出することもできます。
またバーベキューでは肉だけでなく野菜なども扱うため、違う火力で物を焼きたいことが多いかと思います。そんなときにもスリーゾーンファイアは非常に有効なテクニックです。
2.デイキャンプでするバーベキューの最難関、後片付けの極意
お腹が満たされ、1日アウトドアを満喫した後に憂鬱なのが道具の片付けかと思います。中でも網の片付けが面倒で、金属製のブラシでガシガシこすってもなかなか取れない焦げ付きに悪戦苦闘した後、諦めて捨てている方も多いはずです。
そんな面倒な焦げ付きを簡単に洗うためのテクニックを紹介します。そのテクニックとは網に油やお酢を塗ることです。自宅でお肉を焼く時はまず油を引きませんか?それと同じ要領で網にもあらかじめ油を塗りましょう。
このとき、油の代わりにお酢を塗っておいても同じように効果があります。キッチンペーパーなどに染み込ませ網全体に塗っておくと、後片付けで格段に焦げ付きが落ちやすいです。
さて、網に下準備をした後お肉を乗せる前にしっかり網を温めましょう。網の温度が低いままお肉を乗せてしまうとより焦げ付きやすくなります。
バーベキューを終え、網を洗うにあたりお肉を焼く前に行う対策を紹介しましたが最後に片付け前に行う対策を紹介します。その対策とはすべて焼き終えた後、網の上にアルミホイルを被せ、しばらく放置するだけです。
こうすることで炭からの熱だけではなく、アルミホイルに反射した熱で焦げをすべて炭化させてしまいます。炭化させることで脆くなるため、こすった時落ちやすくすることができます。
1.なかなか消えない炭の後始末
せっかくの楽しいデイキャンプを気持ち良く終わるためにも後片付けは徹底しましょう。その中で意外と時間がかかるのが炭の後片付けではないでしょうか。
一度火のついた炭はなかなか消えづらく、かといっていい加減な捨て方をすると最悪の場合火事につながります。きっちり消火した上で適切な処分をしなければいけません。
消火の手段で最も適しているのは火消し壺を使うことです。アウトドア用品店やホームセンター、大手通販サイトで¥1,500〜程度で購入できます。
火消し壺を使い酸素を断つことできちんと炭を消火することができます。
火消し壺を持っていない、購入したくない人は水を張った金属バケツを使って消火します。このとき一気に炭を放り込むと熱せられた水蒸気が大量に出るためやけどを負う危険性があります。
また大量の水蒸気により辺りに灰が飛び散り、周囲の人への迷惑にもなりかねません。一つずつ静かにいれて消火するようにしてください。
消火が終わった炭は各自治体の定めに沿って適切に処分してください。その場を掘って埋めてしまうのはマナー違反となります。
片付けの重要性はどのアウトドアにも共通して言えることです。きちんと後片付けをすることは、次また気持ち良くデイキャンプをするためにも欠かせません。
ここでご紹介したテクニックはほんの一部です。それぞれがマナーを守った上で、オリジナルのテクニックを身につけて、楽しいアウトドアライフを送ってください。
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