夏は絶好のキャンプシーズンですが何と言っても嫌な物と言えば虫が挙げられると思います。
また中には毒を持っている虫もいるため、対策は必須です。今回はキャンプにおける虫対策についてご紹介します。
1.キャンプでよく出る虫
まず初めにキャンプでよく見かける虫と、それぞれに向けた対策をご紹介します。
まず一つ目は蚊です。
自宅で普通に生活していても蚊の被害に悩むことも多いですが、これがアウトドアで自然の中にいるとさらに多い蚊と対峙することとなります。
蚊は池や水たまりなど比較的流れのない水場で産卵する為、まず設営の際に周りにそういったところがないか確認し、あればできるだけ遠ざけて設営しましょう。
蚊取り線香は屋外でも有効ですので、自分たちのサイトの風上に蚊取り線香を設置するだけでも十分な効果が見られます。
しかし、火をつかう物ですので周囲に燃え広がるものがないかを十分確認の上設置するようにしてください。
また蚊対策として蚊帳も十分効果を発揮します。
壁面がメッシュになった蚊帳をタープ代わりに使うことで、蚊の被害を減らすことができるでしょう。
次にご紹介するのはブヨです。
地方によってブヨ、ブユなど呼び方が変わりますが、蚊と同様にキャンプ場では大敵となります。
一番のブヨ対策は朝夕の肌の露出を減らすことです。
夕方はブヨが活発に活動しますので肌を露出しないような服装でいることでブヨの被害は減らすことができます。
特に足については、ブヨは通常50cmを超える高い高度を飛ばないため狙われやすいポイントとなります。女性についてはもちろんロングであってもスカートはNGです。
ブヨの毒素は強烈で、30カ所以上噛まれてしまうと命の危険すらあります。
またそこまでいかなくても頭痛や発熱等の身体症状がでることもあります。
ぶよはハッカの匂いが嫌いのようなのでハッカを使った虫除けスプレーを使用し、長袖長ズボンの着用を心がけて対策しましょう。
野外の虫で最も危険で有名なのがハチでしょう。
特にアシナガバチやスズメバチによる被害は深刻で死者が出るほどの事故も起こっています。
対策としてまず挙げられるのは見つけても近づかないこと、刺激しないことです。
特に巣へ近づいてしまうとハチを激しく刺激してしまいますので注意が必要です。
アシナガバチは葉の裏や茂みの中に、スズメバチに至っては地中にさえ巣を作りますのでハチが飛んでいるのを見つけたら刺激しないように注意深く観察し、行き先などからおおよその巣の場所を割り出して近づかないことが大切です。
また有名ですがハチは黒いものに反応しますので野外での黒い服は避けましょう。
また化粧品や香水等、匂いを発するものにも反応しますので身につけないよう心掛けましょう。
他にもムカデやヒルなど野外で気をつけるべき虫は多く存在します
次の章でもし虫の被害にあってしまったときの対策をご紹介します。
2.キャンプにおける虫対策と被害にあったときの対処法
キャンプで虫害に合わないために気をつけることといえばまずゴミの処理が大切です。
ゴミの処理を適当にしてしまうとハエなどの害虫が寄ってくる原因となります。
刺したり噛んだり等直接の被害はなくても、衛生的によくありませんので生ゴミや次の日の食材の管理は徹底して行いましょう。
まず生ゴミについては、袋にいれ口をしっかり縛った上で、別の袋にいれ口を縛り二重に管理しましょう。
また、見落としがちなのが洗い物をしたときに出る生ゴミです。
そのまま地面に捨ててしまうとサイトに虫を誘きよせる原因となるだけでなく、キャンプ場を汚すことに直結しますので、きちんと回収して生ゴミとして処理しましょう。
また、夜間はランタンの灯りにつられ虫がたくさん寄ってきます。
ランタンにつられてタープ内に侵入してくる虫の対策をご紹介します。
ポイントは明るさの違う2つのランタンを用意することにあります。
明るいランタンをタープから離し、サイト全体を照らす灯りとして使用し、暗いランタンでタープの下を照らすようにすると、明るいランタンが誘導灯の役目を果たしてくれるため虫をいくらかそちらへ遠ざけることができます。
最後に、虫害にあってしまったときの治療グッズをご紹介します。
それはポイズンリムーバーです。
刺された箇所にあてて使用する器具で、リムーバーないを陰圧にすることで体内の毒素を吸い出します。
映画やドラマで刺された箇所に口をあてて吸い出す場面がありますが、虫歯や歯茎から体内に毒が侵入してしまうため二次被害を招くことになるため絶対にしてはいけません。
ポイズンリムーバーは1000円程度から購入することができるため、万が一の安全を考えて一つ持っておくのが安全でしょう。
いかがでしたでしょうか。
虫それぞれの持つ習性を理解し、安全を確保した上で、夏キャンプを満喫しましょう。
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