キャンプで必ず立てるテントやタープの設営で欠かせないアイテムとしてペグがあります。
今回はペグの種類や正しい使い方をご紹介します。
1.ペグの種類と主な用途
ペグは素材や形状などで様々な種類に分類されます。
アウトドアでは地面の環境に合わせてペグを取り替える必要があります
まず一つ目はプラペグです。
プラスチック製のペグでテントやタープを買ったときに付属品としてついてくる場合が多いので目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
プラペグは芝生地や水場の近くなど軟らかい地面でのキャンプで力を発揮しますが、石が多く埋まっているような場所や砂利地ではなかなか刺さらず、折れてしまうこともしばしばあります。
T字型をしており、地面との接地面が多いので、一度刺さるとなかなか抜けづらいのが特徴です。
二つ目はピンぺグです。
プラペグ同様テントやタープの付属品としてついてくることがあります。
スチール製とアルミ製が主にあり、アルミ製は曲がりやすいので使い方には注意が必要です。
長さが短いものだと地面が緩いと抜けやすいデメリットもあります。
打ち込む際にまっすぐ力をかけるのが長持ちさせるコツです。
三つ目はネイルペグです。
スチール製の釘状の棒にプラスチック製のフックがついているペグです。
比較的強度があるので硬い地面でのキャンプにも使用できますが、抜くときにプラスチック部分にテンションをかけすぎると破損してしまう恐れがあります。
どんな地面でもある程度の力を見せてくれる万能型ともいえるでしょう。
四つ目はV字ペグです。
ピンペグ同様、スチール、アルミ製が多いペグです。
V字ペグの使い方としては接地面が広いため緩い地面での使用に適しています。抜いた後にV字の中に土がついてくることが多いので、キャンプで使用した後は土を落として保管すると長く使うことができます。
ただし、特にアルミ製の場合紐をひっかける切れ込み付近から折れてしまうことも多く、またピンペグとは違い修繕も難しいので取り扱いには注意が必要です。
同じようなものとしてY字ペグ、T字ペグなどもあります。
最後にご紹介するのは鍛造ペグです。
最も有名なのはスノーピークのソリッドステークでしょう。
鋼材を高熱処理した後プレスし、電着塗装を施した最強ともいえるペグです。
他のペグよりも重く、価格も高いのでなかなか手が出にくいアイテムではありますが、どんな地面でもぐいぐい打ち込め、めったなことでは曲がらない、まさに最強の名にふさわしいペグです。
ソリッドステークよりやや安価でやや強度が落ちるとも言われていますが、同じ鍛造ペグとしてエリッゼのエリッゼステークも優秀なペグだと思います。
エリッゼステークはカラフルなカラーラインアップが特徴で、近年人気を集めています。
このように、立地や条件によってペグを上手く使い分ける必要があります。
ご自身が良く必要とするシチュエーションを思い浮かべ、ぴったりのペグを探してみてください。
2.正しいペグの打ち方
せっかくいいペグを購入しても、正しい使い方をしなければ本来のパフォーマンス力を発揮できません。
いくつかポイントをご紹介します。
まずペグを打ち込む角度ですがガイドロープに垂直に、また地面との角度が60度となるよう打ち込むのが正しい使い方です。
打ち込む際は一度ガイドロープを外し、テントに背を向ける格好でしゃがんで打ち込むのが正しく、この打ち方をすることで腰への負担が軽減されます。
いかがでしたでしょうか。
今回はペグの種類と使い方をご紹介しました。しかし、ペグはテントやタープに使うだけではなくテーブルの脚としてやごとくとしての使い方もできます。
ペグの使い方に新たな可能性を見つけてみませんか。
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