骨導音と気導音について|サックスの演奏方法

サックスを演奏していて、「自分の音はなんだか気に入らないなぁ」と思っているのに、聴いている人からは「とてもいい音だね!」と言われてなんだか腑に落ちないなんてことはありませんか?

自分は初心者だから上手くなんてないのに、と決めつけてしまう前に、少し考えてほしいのが骨導音と気導音についてです。

1.骨導音とは

文字のとおり、骨を伝わって聴こえる音です。
みなさんはご自身が普段発している声と、他の人から聴こえている声が違うことはご存知ですよね。

自分が発している音を自分が聴いているのは自分の骨の震動によって聴こえている音です。

でもどうして骨から?と思われるかもしれませんが、サックスを演奏するときに楽器に骨が常に接していますよね。そう、歯です。歯に伝わった震動が音となって自分の耳に聴こえているのです。

試しに耳栓をして演奏してみてください。音が聴こえなくなるどころか、さらに大きな音となって聴こえると思います。

この骨導音は自分の体を通して聴こえてしまうので、リードのノイズ音がはっきり聴こえてしまって、けっこう不快だったりします。




2.気導音とは

それに対して、気導音というのは空気を伝わって聴こえる音です。

この気導音の伝わり方によって音色をより美しくすることもできますし、デッド(響かない)にすることもできます。

ホールやライブハウスの構造や素材はそういった気導音の計算によって作られています。

気導音は自分の耳にも少なからず聴こえていますが、実際は骨導音と気導音が混じり合った状態の音が自分の耳に聴こえていますので、まったくの気導音のみを聴くためには自分の音を録音して聴くしかありません。

しかしながら、他の人が聴いている場合には骨導音は聴こえず、気導音のみを聴いていることになります。

最初に触れた「自分は汚い音だと思っていても他の人にはそうではなかった」というのも、気導音は汚くなかったからだということになります。

よって、自分が出している音を確認するには骨導音も混じった自分の耳で確認するだけでなく、気導音としてどのように聴こえているかと確認する必要がありますので、なるべくよい録音環境で自分の音を録音し、客観的に聴くようにしてみましょう。




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