「スキーを購入して何回か滑りに行ったけど、スキーってなにもしなくていいのかな・・・?」
と思う方はいらっしゃいませんか?
もちろん、お手入れなど管理が必要な道具ですので、丁寧に保管をしてほしいです。
かといって、いきなり本格的な道具を用意してやりましょうというものではありません。
もちろんある方が良いに越したことはありませんが、少しずつ用意したり、あるもので代用してもいいのです。
要はスキーを愛するキモチ!
道具も存分にかわいがってあげて下さい。
1.日常の管理≪滑り終わったら≫
まずは普段の道具の管理からです。
板は雪がビンディングに挟まっていたり、冷たいところから持って帰るので場所によっては結露したりします。
水分が乾くように広げておき、エッジが錆びないように気を付けましょう。
スキー場によっては、ブラシを用意してあったり、ブロワ―のノズルが常備してあったりしますので、遠慮せずにお借りしましょう。
ブーツも乾かしておくと良いのですが、内側のインナー部分が外れるのはご存知ですか?
天気が良くて足も汗をかいたときには外して乾かすと良いでしょう。
戻すときは、インナーに手を突っ込んでつま先とかかとをグイッと押し込むと戻せます。
2.定期的な管理≪チューンナップ≫
チューンナップですが、ネットで公開されているプロ顔負けのフルチューンナップはハードルが高すぎます。
しかし、ワックスがけはご自身でも定期的に行ってほしいところです。
なぜかというと、滑走面の保護という側面も持っているからです。
ベースワックスだけでも良いですのでぜひやってみてください。
1.最低限そろえておくと良いもの
チューンナップフルセットとなると結構値が張ります。
代用できるもの・できないものありますので確認していきましょう。
まず必要なものはスキーを設置する台です。
もし何もなくて専用の台を買った方が良いのならそちらがよいでしょう。
代用品でまかなうことも可能です。
家にあるものを改造する、脚立などを使う、要はビンディングが邪魔にならず力を入れてもグラグラしないものを用意すれば良いのです。
ワクシングの際に板のストッパーが邪魔になりますので、幅広のブーツ側からひっかけて起こしてあげるとやりやすいですよ。
アイロンを使うのですが、家庭用のアイロンでも問題ありません。
温度は低温または120℃ほどに設定できるものを選びましょう。
消耗品やブラシ・スクレーパーなどは板に直接触れるので専用のものをお勧めします。
2.ワクシングの手順
では手順を説明してまいりましょう。
①真鍮ブラシで表面の汚れを落として雑巾で拭き取る。
スプレーのクリーナーもありますので、どちらかで大丈夫です。
この後もそうですが、道具を動かす方向はトップからテールに向かいます。
②ワックスをアイロンで溶かしてたらす。
たらしたらワクシングペーパーをアイロンに貼り付け、ワックスを少し塗ってなじませておきます。
③手を止めずにアイロンを動かし、まんべんなくワックスを伸ばす。
温度が高いと板が痛みますので、必ず低温で行いましょう。
④スクレーパーで余計なワックスを削り落とす。
スクレーパーは幅が数種類ありますので、一番広い幅と合うか購入する際に確認しておくと良いでしょう。
⑤ナイロンブラシで表面を整える。
もうひと段階丁寧にやりたいときは、この後馬毛ブラシも使うと良いでしょう。
3.プロの力
とは言っても、素人のチューンナップは限界があります。
たまにはプロにお願いしてピッカピカにしてあげるのもいいでしょう。
スキー場はもちろん、スキーを専門的に扱っている販売店でも行っていますよ。
その他、板ももちろんそうですが、ウェアや手袋・ゴーグルなどもシーズンオフの管理を怠らないようにしましょう。
特に手袋は、天然革だと夏にカビることがあるので、通気性のよい場所に保管しておきましょう。
快適な状態でシーズンを迎えて下さいね。
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