今回のフィギュアスケートのジャンプも、6種類のジャンプの中のひとつを覚えていきたいと思います。
今回はループです。
このループもエッジで跳びます。
「サルコウのやり方とコツ」の記事で言いましたサルコウのように、はっきりとした足の動きをしないので、やや難しさが増しています。
しかしジャンプ特有の足に負担がかかるような跳び方をしないのが特徴です。
よくフィギュアスケートの選手が足に故障を抱えた際、負担の少ないジャンプに変更という時に差し替えるジャンプとしても有名です。
もし今までのジャンプの練習で足に負荷のようなものを感じたら、一旦そのジャンプの練習を控えたりするのもよい練習方法です。
1.右足が鍵
このループは右足がキーです。
入る時も跳ぶ時も着氷の時も右足だけが大活躍するジャンプです。
それだけ右足が大事ということです。
バック滑走から入ります。
跳ぶ前の足の位置は左足が前、右足が後ろになります。
少し足が交差するような位置にあるのがベストです。
そうすることで右足のエッジが回転したい方向に傾き、その足で踏みきった時に回転しやすくなります。
右足で滑って右足で踏み切ってと大活躍の右足ですが、滑ってきた足のままで踏み切ることに上手く身体が反応しないこともあると思います。
エッジの傾き、重心のかけ方などを理解しながら、何度も練習を繰り返してください。
成功した時の感覚を忘れないよう、成功した時にこそしっかりと練習を続ける、上達するための秘訣です。
2.ループ
フィギュアスケートのジャンプの中で負担の少ないループですが、負担が少ない分、特徴的なものがないというのが難点です。
選手の足の動きをよく観察すれば跳ぶための入り方や跳ぶ瞬間を研究することができます。
ほかの人の演技を見て研究をすることも上達するために必要なことです。
結局のところ、右足で踏み切りますので、その右足がインに入り込むようにして踏み切るということだと思います。
スピードに乗った状態で踏み切ることに抵抗がある場合は、滑走せずにその場で跳んでみ
右足で踏み切って跳ぶ、着氷は右足です。
1回転なら腕の振りの力を借りればそれほど難しいものでもないと思います。
しかしその1回転もスピードに乗っていない状態ですので、ギリギリの1回転ではなかったでしょうか。
結構難しいです。
スピードに乗らない限り1回転もギリギリ、それではいつまで経ってもループを跳ぶことなんてできません。
ただなんとなく右足だけで踏み切って跳ぶ感覚はわかったと思います。
バック滑走でスピードに乗って右足で踏み切って1回転……
回転不足でも最初は大丈夫です。
まずは右足だけで踏み切る、スピードを落とさずに踏み切る、そこを重点的に練習することで、コツと感覚が磨かれ跳べるようになります。
もしなかなか成功しないようでしたら、ひとつひとつの動作を確認しながら練習をしてみてください。
フィギュアスケートは動作のひとつひとつがとても大事です。
それらの集大成が美しく華麗に、それでいてダイナミックな演技を見せ観客を魅了させるスポーツなのです。
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