大人からバレエを始めて直ぐに発表会に出たい!と思われる方はあまりたくさんいらっしゃいません。でも条件が許すならぜひ経験していただきたい発表会。そこで、「30代前半から始めるバレエの発表会」について、考えてみたいと思います。
1.舞台は覚悟を決めた人だけが上がれる特別な場所
一般的な生活をしていると、まず経験しない舞台。 それもバレエの場合は、メイクをして衣装を着けて、舞台セットが配置されて照明が当たる舞台に出ていきます。
発表会に誘われると、ついつい色々な不安が先になって逃げ腰になってしまいがちですが、バレエ教室の生徒さんで先生からお誘いを受けたら、
自分さえ覚悟を決めたら立てる場所です。
そして、バレエ教室の生徒さんでもない限り、望んでも立てない場所です。
アマチュアからプロまで多くのバレリーナが、バレエを長く続けられる理由の一つは、舞台の魅力だと思います。
自分が注目を浴びる喜びなどと言う都市伝説のような喜びではなく、舞台の上には確かに、そこに立つ覚悟が出来た人にしか拾えないものがあります。
女性の人生はこの先自分の思い通りにならない時間が待ち受けていますので、もし発表会出てみようかな?と思われたときは、ぜひ挑戦していただきたいと思います。
2.発表会に出る人は上手になる、これ本当。
バレエが上手になる秘訣は?と聞かれたら、ここでも迷わず発表会に出ることとお答えしたいと思います。
これは人によって異なる部分ですが、
発表会に出ると決めて、発表会までの練習を本当に悔いなくやり尽くして発表会に出て、達成感を味わう。
つまり発表会までの間のレッスンを舞台に立つ現実味を持って取り組めた人が経験する「上達」と、
皆と同じように自分も発表会までの練習を頑張ってきたはずだけど、発表会が終わった瞬間から溢れて来る
「もっとやっておけばよかった」「もっと練習したい」という気持ちから始まる「上達」があるように思います。
もちろん、発表会までの練習でも上達し、舞台後さらにモチベーションを挙げる人もいますし、人によってここは様々です。
発表会に出るとなれば、ほぼ強制的にレッスン量も増えますし、全体リハーサルなどを通して意識も変わってきますので、あまり意識していなくても上達するのも事実です。
どちらにしても、発表会に出ると覚悟を決めた時点で、明らかに変化が始まりますので、大人から始めたバレエだけど上手になりたい!と思う方は、
チャンスが来たときにはぜひ、発表会に挑戦してみて頂きたいと思います。
発表会に出るためには、気持ちや体力だけでなく発表会費用などの経済的な問題や合同リハーサルなど時間調整も必要になってきますが、大人バレエを受け持たれている先生は、十分にその辺のこともご配慮くださっているので、困ったときは素直に相談されてみてください。多くの先生たちが、大人の皆さんもバレエ発表会に出てくれることを期待しておられます!
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