ダイエットや気分転換に公園や近所などあちらこちらでランニングをしている人をよく見かけるようになりました。
ランニングの人口も年々増えており、趣味としてのランニングブームが広がってきています。
ランニングは、趣味としてだけでなく、ダイエットや体型維持に効果的で、またマラソン大会に出場したり、自己記録を伸ばすためにスピードを求める方もいるかと思います。
1.スライド走法のやり方
ランニングのフォームにはいくつか方法があり、速く走れるようになるにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
走るスピードは、走る歩幅と脚を運ぶテンポ(ピッチ)で決まり、公式で表すと以下のようになります。
走速度=ストライド×ピッチ。
ストライドは一歩一歩の長さを表し、ピッチは脚を動かす速さで1分間に何歩踏んだかを表します。
これらのどちらも増やすことで走速度が上がり、速く走ることができます。
速く走る際に、おすすめしたいのが、ストライド走法です。
ストライド走法は、一歩一歩を大きくダイナミックに走る走法で、太ももを高く上げて、着地時には強く地面を蹴ってを繰り返すので、勢いよく前に進み、ストライドとピッチどちらも増やすことが出来ます。
短距離からハーフマラソンレベルの速度を求められる方に適していて、スピードを求める方に最適です。
2.ストライド走法のメリット・デメリット
ストライド走法は、速く走れるフォームというメリットがありますが、その反面デメリットもあります。
デメリットとして、歩幅が広いということは、一歩一歩の着地の際、下半身へ衝撃が大きくなるので普段からトレーニングしていなければ怪我をするリスクがあります。
また、大きく歩幅をとれるということは、それだけ下半身の筋力も必要だということになり、太ももを上げて前に踏み出すための筋肉である腸腰筋や大腿四頭筋、着地して地面を強く蹴るための大臀筋やハムストリング、ふくらはぎの筋肉が重要になります。
3.ストライド走法を身につけるための練習法
ストライド走法を身につけるための練習として、坂道がオススメです。
平地より過酷な坂道を上ったり、下ったりすることで心肺機能だけでなく、下半身の筋肉も鍛えることが出来ます。
登り坂の練習の場合、平地よりも脚を高く上げなければならず、腸腰筋を鍛えるのに最適です。
脚を高く前に上げて、地面をしっかり蹴って走ります。
また、下り坂では、位置エネルギーの関係で着地したときの衝撃が大きくなり太ももの前の筋肉である大腿四頭筋にブレーキがかかり大きな負荷がかかり、これが筋力トレーニングと同じような効果を与えてくれます。
筋肉に微細な損傷も起こるので、下り坂の練習のやり過ぎには注意して、筋肉痛がひどい時には、練習は休みましょう。
坂道の練習を普段の練習から入れていけば下半身が鍛えられ、脚を高く上げてストライドを大きく、地面をしっかり蹴って速く走ることができます。
ストライド走法は、タイムを狙う方向きなので、しっかりトレーニングして足腰の筋力がついて、フォームも出来あがって、少しずつ慣らしながら取り入れるようにすると、怪我なく走ることができます。
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