部班練習を行うときの注意点|乗馬の馬場での練習

多くの乗馬クラブでこの部班練習がとり入れられており、ポイントをおさえておくと乗馬の技術を向上させるとても良い練習になります。

1.部班での練習の長所と短所

一度に何人もの人に教えられる部班での練習は、乗馬クラブ側にとって効率の良いレッスン方法です。

しかし、レッスンを受ける側にもいくつものメリットがあります。

まず、部班練習をすることによって他の人の技術を見て学ぶことができます。

それに、馬はもともと群れで動く動物なので、前の馬に着いていく習性があります。

そのため、あまり技術のない人でも部班練習ならある程度は馬を動かし、馬に乗りなれることができます。

さらに自分だけではなく部班全体を見渡し、他の馬に合わせることも学んでいくことができます。

逆に短所としては、インストラクターに高い技量が要求されるため、その技量が追い付いていないと必要な指摘やアドバイスが受けられないことがあります。

また、前の馬についていく習性があることから、乗り手が自分の技術の不足に気付かずに乗れていると勘違いしてしまう場合があります。

さらに、レベルの違う人と同じ部班になると、レッスンの歩調がそろわないこともあります。




2.部班練習で上達するための注意点

中には一対一の個人レッスンでなければ上達しないという人がいますが、レッスンを受ける側がそれなりの気構えを持っていれば、相当のレベルにまで上達できます。

まずは、馬としっかりコンタクトを保って前の馬について行かせるのではなく、自分の指示に従わせるようにしましょう。

前の馬について行くだけの馬は集中しておらず、ただダラダラと進んでいます。

そうするとそのほとんどが扶助を受ける準備ができていません。

拳に馬の集中力を感じ取れるようにしておきましょう。

このようにしておくと部班でありながらも個々の動きがとれるようになります。

また、部班全体の動きをよく見て、全体がきれいにまとまりのある運動がとれるように気を遣います。

例えば、順次巻乗りの際には正確に前の馬が進んだ線を踏むようにし、各個巻乗りの際には先頭の馬と動きがシンクロするように動きます。

これが成功するととても気持ちの良いものですし、馬に正しい扶助が出せている証拠です。

上手くいかないととても焦るかもしれませんが、できるだけ部班の動きについて行けるようにしましょう。

流れに任せるのではなく、「自分で馬に乗る」ことに注意を集中することで、乗馬の技術を向上させていくことができます。




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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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