フィギュアスケートの採点の中には基礎点・加点・減点などがあります。演技中の減点は選手として避けたい所ですが、試合の緊張やミスによりやむを得ず減点となってしまうことが多々あります。
1.日本におけるフィギュアスケート
フィギュアスケートは日本ではかなり関心が高く、NHKやグランプリファイナル、世界選手権といった注目される大会においては、ゴールデンタイムで中継され、高視聴率をたたき出しています。
そんな中最近ではテレビ画面に予定要素が表示され、どんなジャンプを跳ぶのかスピンやステップまでわかってしまいます。そして、失敗すればすぐにでもわかるし、解説も事細かです。また、現在の得点などもでていますが、その反面、採点に関しては難しくてわからないことが多いです。
他のスポーツなどと比べても採点の仕方が非常に複雑です。見る側としてはジャンプの種類がわからない、何回転したのかわからないなどということもあるようです。
2.減点について
フィギュアスケートの減点はディダクションと呼ばれ、違反行為による減点のことです。フィギュアスケートの4種目、シングル・アイスダンス・ペア・国別対抗戦などがあります。これら4種目に共通する減点があります。
まず、競技中の転倒・落下です。1回につき1.00点、減点となります。アイスダンス及びペアは1人1回につき1.00点減点となります。つまり、二人とも転倒してしまったら2.00点、減点となります。
演技時間の過不足・超過は、演技時間にプラスマイナス10秒迄です。それを超える過不足・超過は5秒につき1.00点減点となります。
それから以前はシングルで兄をかけるボーカル入り音楽の使用は禁止となっていました。 しかし、現在ではボーカル入りの曲は使って良いことになっています。
衣装や小道具の違反、 こちらは1.00点減点となります。 例えば比較的よくあることなのですが衣装などについているスパンコールやビーズなどが氷上に落下する。女子では髪留め・シュシュ・リボンなどが落下するなどは減点対象となります。
生足は禁止ですのでタイツ長ズボンなどの着用が義務付けられています。 男性は半袖以上でなくてはいけないなどあります。 それからアイスダンスのフリーダンスの際、女性はスカートの着用が義務付けられています。 そして品のない過度の露出はあってはいけないとされています。
バク宙、いわゆるバックフィリップなどの禁止要素の違反、これは一回につき2.00点の減点となります。
10秒以上の中断、これは10秒につき1.00点の減点です。ただし、やむを得ない場合は除きます。
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