フィギュアスケートにおけるループジャンプはバックで滑りながら右足アウトサイドエッジのまま踏み切るジャンプです。1910年にドイツのヴェルナー・リットベルガーが初めて跳んだのが始まりとされています。そのためヨーロッパではループではなくリットベルガーがと呼ばれることが多いです。
1.ループジャンプ
右足のアウトサイドのバッグで滑りスケーティングレッグにしっかりと体重を置き、椅子に腰掛けるように踏み込みます。両肩を前後にして左手は前、右手が後ろで、踏切直前の右足の足首と膝は十分に曲げておき右足のエッジで踏み切ります。
空中では軸がなるべく傾かないように注意しましょう。着氷は踏切と同じ右足のアウトサイドで着氷し、そのまま滑りながら左足を後ろに引いていきフリーレッグをしっかりと指先まで伸ばし、両手は大きく広げ胸を張ってフィギュアスケートのジャンプ後のチェックをします。
フィギュアスケートのループジャンプは右足で踏み切るのでジャンプを始める前の助走の動作は右足のフォア・インサイド・スリーターン、または右足のモホークでバッグになるなどいくつかのパターンがあります。
滑っている右足のスケーティングレッグの膝と足首を曲げた状態からそのまま右足で踏み切ります。左足は体の横や後ろに来てしまいがちなので右足の前に保っておくようにしましょう。右手は体の後ろに引いておきますがこれは腰が開かないようにするためです。
上半身を大きくひねりじっくりとした踏切で反動を上昇力に変えることが大切です。助走の段階で上半身を回転とは反対の方向にひねるのがよいでしょう。左手をまっすぐ前方ではなく少し右側の方に振ってとめておくのがよいでしょう。
スケーティングレッグの膝の屈伸をゆっくりと行なって跳び上がりましょう。空中ではバックスクラッチスピンと同じ体勢になり体をひねり戻して回転します。
フィギュアスケートのスケーティングレッグに乗ってダウンアップのタイミングが早いと上手く力が伝わらずにジャンプが抜けてしまうことがあります。フリーレッグを引き上げて左へ回転しながら跳び上がる踏切はできるだけ遅らせるのが良いでしょう。
フィギュアスケートのフリーレッグは助走中スケーティングレッグの前に置き足を組むようにクロスさせておきます。徐々に上体の真下へとおろしていき着氷します。 両足が着氷した状態から右足で踏み切るために膝と足首を曲げてフリーレッグを上げて左回りに回転しながら跳び上がります。
左足は助走中から着氷まで常に体の正面に置き、カーブや回転の遠心力に負けて横や後ろへ回ってこないように注意しましょう。
2.コンビネーション
フィギュアスケートにおけるループジャンプは コンビネーションの時の2連続、或いは3連続のジャンプの二つ目三つ目のジャンプとして用いられることがあります。右足で踏み切り右足で着氷し、膝の屈伸を生かしてリズムよく連続で行ってみましょう。
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