羽生結弦は現在の自分のフィギュアスケートに更なる可能性を見出し、日々進化し続けるスケート選手であります。 2014年ソチオリンピック男子シングル優勝、2014年世界選手権・2017年世界選手権優勝、グランプリファイナル4連覇、全日本選手権4連覇。
男子シングル競技におけるショートプログラム 110.95点、フリースケーティング 223.20点 、トータルスコア 330.43点の現世界歴代最高得点記録保持者。世界ランキング最高位1位。世界ランキングは 2013年10月より1位を保持している。
1.羽生結弦
1994年12月7日生まれ、名前は「弓の弦を結ぶように凛とした生き方をして欲しい」と父が命名した。宮城県仙台市泉区出身のフィギュアスケート選手、全日本空輸所属。早稲田大学 人間科学部人間情報科学科通信教育課程在学中。
演技前に必ず行う胸の前で十字を切る様な動作は、実際には「士」の形を描いており、 ジャンプの回転軸と両肩を平行に保つ意味を確認するためのおまじないである。2015年11月以降から両手で天を仰ぐような動作を最後に加えるようになった。
2歳の頃から喘息の持病がありスケートを始めた。当時の目標の目的の一つは喘息を克服することであった。肺を大きく開いて息を吸い込むことができないため、長年体力や持久力の面で劣ると指摘されてきたが、投薬治療、吸入薬、鍼治療、移動時や練習時にマスクを着用することで心肺機能を上げるなどの対策を続け、改善されつつある。
尊敬する選手はエフゲニー・プルシェンコ、ジョニー・ウィアー 、荒川静香。 荒川は同じアイスリンク仙台で育ち、東北高、早稲田大でも先輩にあたる。彼女の代名詞であるレイバック・イナバウアーを自身の演技に取り入れ、荒川へのリスペクトを示している。
2002年ソルトレイクシティ五輪での演技を見て以来、エフゲニー・プルシェンコに心酔し、技の手本とするに留まらず、彼のマッシュルームカットまで真似した時期もある。また彼の得意技であったビールマンスピンを自身の演技に取り入れリスペクトを示している。
これに対しプルシェンコも羽生を賞賛する言葉を多々述べている。2015年のNHK杯で3つの世界記録を更新した。翌日のインタビューでも、理想とする王者像はプルシェンコであり 彼のような存在になれるように努力していきたいと述べている。
ジョニー・ウィアーも幼少期から憧れの選手に挙げており、ソチオリンピックシーズンのロミオとジュリエットなどいくつかの衣装デザインを手掛けてもらっている。
2.スケート技術
試合では3種類の4回転ジャンプをプログラムに組み込んでいる。ジャンプは踏み切りから着氷後の流れがとても美しく幅も出ているので、出来栄え点であるGOEも加点を得るための8つの評価要素を全て満たしている質の高さが特徴である。
スピンの技術もかなり高く、プログラム中のスピンも全て最高評価のレベル4が取れるように組まれている。スピンの速さとポジションの美しさに柔軟性の高さも持ち合わせている。レイバック・イナバウアー、ハイドロブレーディングも得意である。
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