多分、柔道をどこかで聞いたことやテレビで見たことがあると思います。
知っていても、「格闘技」「武道」というイメージだと思います。
しかし、柔道というものはとても奥が深いのです。
そこで、今回は、柔道の試合における礼法について紹介したいと思います。
1.柔道の礼とは
柔道は礼について非常に厳しいです。
そもそも、柔道はなぜ礼について厳しいのかというと、相手があってからこそ学ぶことができ、試合もできるという武道精神からきています。
柔道は激しいため、ただ乱暴な争いにならないように「礼に始まり、礼に終わる」と言われ、礼の精神を強調されてきました。
そのため、柔道の練習でも、毎回、相手が変わる度に礼をします。
また、実社会でも相手を重んじることをしてほしいとういう柔道創設者の嘉納治五郎先生からの願いでもあります。
2.柔道の試合における礼法|入場
実際に柔道の試合における礼法について説明して行きます。
柔道には講道館柔道試合審判規定と国際柔道連盟試合審判規定の2つがありますが、現在は国際試合が多くほとんどの試合が国際ルールが適用されているので、国際柔道連盟試合審判規定で説明します。
柔道の試合場は、14〜16メートルとされており、中央に8〜10メートルの正方形の場内を設けられています。
だいたい、回りが青色の畳で中央が黄色になっています。
まず、試合上に入るのに一礼してから入ります。
試合上の真ん中にある正方形の中央のところへ向かいます。
相手と向かい合った状態で一礼をして正方形の中へ入ります。
正方形の中に目印があるのでそこまで進みます。
目印のところまで移動したら、お互い目を合わせて一礼します。
礼が終わったら、左足、右足の順で目印をまたいで入ったら、審判の合図で試合が始まります。
3.柔道の試合における礼法|退場
柔道の試合の勝敗が決まり、目印をまたいだ位置に戻ります。
お互い目があったら、右足、左足の順で目印の手前に移動して礼をします。
試合上における中央の正方形の間に戻ったら、お互い目を見て一礼します。
試合上の外に向かい、試合上から出るときにもう一度、一礼して退場します。
4.様々なシュチュエーションの礼法
柔道には、様々なシュチュエーションでの礼法があります。
柔道には、副審と言われる審判をサポートする審判がいます。
そのほかにも、柔道には団体戦があり、個人戦と基本的な礼法は同じなのですが、最初と最後は団体メンバー全員で礼をしなければいけません。
そのほかにも柔道のマナーがあるので、実際にやって覚えていきましょう。
以上のことが柔道の試合における礼法についてです。
コメント