ゴルフをプレーするためにはクラブが必要なことは前回お伝えしましたが、必ず必要な道具がもう一つあります。それが「ボール」です。
月の表面にあるクレーターのようなボツボツがたくさんあるボールですが、そのボールについてみていきましょう。
1.ゴルフボールの基礎知識
ゴルフボールの表面には月面のクレーターのようなボツボツがついていることはお伝えしましたが、そのボツボツのことを「ディンプル」といいます。
なぜ、そのようなディンプルがついているかご存知でしょうか?
もし、仮にゴルフボールが卓球のボールのように表面がつるつるであったならゴルフボールは全くコントロール出来ない飛ばないボールになってしまいます。
その理由は“空気抵抗”です。
つるつるなボールだとボールの表面全体に空気が当たってしまい空気に落とされてしまう形になります。それが、ディンプルがあることにより空気を受け流しながら飛んでいくことになります。
ディンプルの形や数によって飛び方が変わっていくのですが、そこは各ボールメーカーさんに研究して頂くことにして、みなさんはゴルフボールにはディンプルが必要であるということを知っておくだけでいいと思います。
ゴルフボールの表面のディンプルについてお伝えしましたが次は少しボールの内部の構造についてもみていきたいと思います。
ゴルフボールには飛距離を出すように開発されたボール「ディスタンス系」ボールと、スピン性能に特化した「スピン系」ボールの2種類に分けることができます。
その2種類の違いは、ボールの内部構造を変えることによって違いを出しています。
構造について必ず知っておく必要はないのですが今後のボール選びを行うときの参考になると思いますので是非知っておいてください。
「ディスタンス系」のボールの構造としては、中身のコアの材質を柔らかい反発力のある材質にすることによりクラブが当たった衝撃でボールが凹み、その反発力で飛距離を出す構造になっています。
それなので、より強い衝撃を与えると反発力も大きくなり遠くへ飛ぶことになります。
「スピン系」のボールの構造としては、ボールの表面の材質を柔らかくし中身のコアの材質を硬くすることによりアイアンの溝がボールの表面の柔らかい材質に食いつくように当たり、その結果、摩擦力があがりスピンをかける仕組みになっています。
ボールの構造によって「ディスタンス系」と「スピン系」の違いがあることをお伝えしましたが、最近ではそれに加えて構造を3ピース(3層)、4ピース(4層)というように何重にも違う材質を組み合わせることによって飛距離性能やスピン性能を上げる工夫がされています。
1.始めのうちのボールの選び方
ボールの構造によって、「ディスタンス系」と「スピン系」に分かれることはご説明しましたが初心者の方がボールを選ぶときの基準としてまずは、男性で力のある方は“ディスタンス系”、力のない方は“スピン系”を選んでみて打ってください。
女性は初めは“スピン系”がよいと思います。
そして、打った時の打感や飛距離・スピンの入り方を見て、合わないと感じたら違う系統のボールを打ってみてください。
それを繰り返すことによりもっとも自分に合ったボールが見つかってきます。
各ボールメーカーさんが、いろいろな種類のボールを出しており自分に合ったボールを見つけるまで打ち続けることになりますが、自分に合ったボールを見つけたときの喜びもあります。
それも、ゴルフの楽しみの一つになりますので是非ともボール選びにもこだわってゴルフをより楽しんでください。
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