サックスのタンギングのやり方で紹介したとおり、音を短くするためにはリードの震動を舌で止める必要があります。
ここでは、実際にタンギングのトレーニング方法について紹介していきます。
1.必ずメトロノームを使いましょう
タンギングのトレーニングを行う際には、メトロノームを使用してください。
これは、自分の都合のいいテンポでしかできなくなるのを防ぐことと、拍のジャストで音を出すことを意識できるようにするためです。
また、自分が現在できるテンポという指標にもなりますので、自分のタンギングの状態を確認したい、という時以外にメトロノームを使わない理由が見つかりません。
2.まずは四分音符で
最初はメトロノームを60に合わせ、四分音符でタンギングしてみましょう。
・舌のつくタイミング
・舌がついている面積
・舌の力の入り具合
・舌を離すときのタイミング
・舌の力の入り具合
を確認しながら、毎回同じような音になるように心がけながら練習してください。
それと同時に、ロングトーンを行っている時のような音のままタンギングが行えているかどうかもチェックしてください。
初心者の方はタンギングを行っているときに口の中が狭くなっている傾向がありますので、わからなくなったらロングトーンも途中に交えて口の状態を確認しながら行ってください。
3.八分音符、十六分音符でも
四分音符でタンギングの形ができてきたら、半分の長さの八分音符、またその半分の十六分音符でも練習しましょう。
八分音符は1カウント(1拍)の間に2回、十六分音符は4回のタンギングが入りますので、最初はできる速さまでメトロノームのテンポを落として練習してください。
最初はうまく入らなくても大丈夫です。定まらないタンギングのまま無理に早くしても悪いクセしか残りませんので、間違いなくできるというテンポでやってみて、できたら少しだけテンポを上げて練習するようにしましょう。
4.リズムパターンも混ぜて
慣れてきたら色々なリズムパターンでもやってみましょう。
「タンタタ タンタタ」や「タタタン タタタン」など八分音符と十六分音符を混ぜて練習することで、様々なタンギングに対応できるようになり、曲を演奏する際にも役立ちます。
これもまた自分ができるゆっくりのテンポからはじめて、できるようになったら徐々にテンポアップしていきましょう。
どこまでテンポを上げられるかなど自分の中で目標を持つことで、練習のモチベーションアップにも繋がります。
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