筋トレには筋肉をつける以外のメリットがいくつかありますが、その中でも特に得やすいメリットとして「姿勢の矯正効果」があります。
今回は姿勢を良くするための筋トレ方法を紹介します。
1.姿勢を良くする=猫背を治す
姿勢を悪くする原因として最も大きいのが猫背です。
猫背を治し背筋を伸ばすことが出来れば、自ずと姿勢は良くなるものです。
ですので、猫背の矯正を最優先させるようにしましょう。
2.猫背を矯正する筋肉とは
多くの場合、猫背は背中の筋肉が弱いことが原因となります。
背中は非常に多くに筋肉で構成されていますが、猫背を矯正するために重要となる筋肉は以下の3種類です。
・脊柱起立筋群
・僧帽筋中部~下部
・菱形筋
脊柱起立筋群は背骨をまっすぐにする際に使われる筋肉で、僧帽筋と菱形筋は肩甲骨を寄せる際に使われる筋肉です。
この3つの筋肉を鍛えることで、丸まった背中を縦・横方向から引き締めることができ、猫背を改善することが出来るのです。
では、具体的な筋トレ方法に移りましょう。
3.脊柱起立筋群を鍛える
脊柱起立筋群を効果的に鍛えるには「背骨を丸める→伸ばす」という動作を繰り返すようにします。
最も効果的な種目としては「バックエクステンション」があります。
やり方は以下の通りです。
1.ベンチやソファーなどの上でうつぶせになり、腰から上を宙に浮かせる
2.背筋を丸めながら、頭を下に下げていく
3.今度は背筋を伸ばしながら自然に止まる位置まで頭を挙げていく
これを1セット15~20回×2セット行います。
4.僧帽筋と菱形筋を鍛える
僧帽筋中部~下部と菱形筋は「肩甲骨を寄せる」というほとんど同じ動作の際に使われるので、個別ではなく同時に鍛えるようにします。
効果的な種目としては「ハイバーロウ」があります。
やり方は以下の通りです。
1.バーベルを肩幅より拳3つ分くらい広く握る
2.上半身が床と平行になるまで前傾姿勢をとる
3.肘を真横に挙げるイメージでバーベルを引き上げる
4.このときにしっかりと胸を張り、肩甲骨を中央に寄せるようにする
5.バーベルがみぞおちに触れたら、ゆっくりと肘が伸びるまでバーベルを下ろしていく
これを1セット10~12回×3セット行います。
以上の2種目を背中の筋トレ日に追加して行うようにすれば、猫背を改善することが出来るでしょう。
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