身体のメンテナンスと言っても色々ありますが、ここでは大人バレエを始めたすべての人に襲い掛かる筋肉痛をメインに、「30代後半から40代前半で始めるバレエの身体のメンテナンス」について、考えてみたいと思います。
1.心身ともに大切にしたいメンテナンス
バレエを上手になるためには、実はレッスンで集中したり、レッスンで挑戦したいことをちゃんとやれるように、レッスン以外の時間で行うメンテナンスはとても大切です。
でもバレエのためにメンテナンスと考えると、趣味の範囲でやっていることが負担になるのではないかと感じられ方もいらっしゃるかもしれません、
しかし、バレエのレッスンの為に日常生活で心身ともにメンテナンスをすることは、バレエ以外の時間にも、良い影響を与え、充実した生活にもつながりますので、
頑張っているみなさんだからこそ、丁寧にメンテナンスしてあげて頂きたいと思います。
2.筋肉痛とどう付き合うか
皆さんは、レッスン後の筋肉痛はどのぐらい続いているでしょうか? 個人差があるとはいえ、意外と長く続く筋肉痛に驚かれた経験もあるかと思います。
筋肉痛がある間は、疲労感によって身体が重く、だるさも感じやすく、実際体重も若干増えています。
そこで筋肉痛予防にしておきたいのが、レッスン後のストレッチです。
本来はレッスン後すぐにスタジオでやってこれたらいいのですが、スタジオの都合で出来ないことのほうが多いと思いますので、
お家に帰ってから、太腿前面のストレッチや、ふくらはぎのストレッチ、
その他レッスンで使って疲れた場所、例えばお尻や、股関節、背中や腰、肩甲骨などのストレッチなどをされると良いです。
レッスン後のストレッチは、筋肉痛の軽減目的もありますが、使った筋肉をそのまま放置すると筋肉が硬くなり太くなってしまうため、
大人バレリーナとしても、一人の女性としても、放置は避けたいところです。
3.身体を温めて血行促進
先のストレッチにも言えることですが、筋肉が疲労しているときは特に身体を温めてあげることも、取り入れて頂きたいと思います。
つまり、一番身近なものでいえば、お風呂にゆっくり入ることで、肩までしっかりお湯に浸かることです。
温度や入浴方法については、健康からのアプローチでご存知の方も多いと思いますが、レッスンやトレーニング後のメンテナンスとしては肩も温めてあげたい部位の一つです。
身体を温めることで血行が促進され、疲労の元になっている老廃物が体外に排出されやすくなりますし、ストレッチは、身体を温めて行うのが前提です。
また、入浴は自律神経の安定にも作用すると言われていますので、こちらも美と健康のために改めて大切にしていただきたいと思います。
レッスン後のストレッチや入浴でもひどい筋肉痛が続く場合は、アミノ酸などのサプリメントを摂取したり、
血行促進を目的とした軽い運動、手っ取り早くウォーキングなどをするのも、おすすめです。
入浴やストレッチでも改善されない疲労感や筋肉の痛みがある時は、病院やマッサージなどに行ってみるのも大切です。時々思わぬ病気や怪我が隠れていることもありますので、身体に違和感を感じた時はなるべく早く対処していきたいものです。
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