登山を皆が気持ちよく楽しむためには、お互い守るべきルールやマナーがあります。登山の魅力は、綺麗で美しい景色を楽しむだけでなく、道中にいろんな人々と出会うということも楽しみのひとつにもなります。
登山中に守るべきルールやマナーの内容についてご紹介します。また犬などのペットを連れて登山する際にもルールやマナーがありますので、気を付けることが必要です。
1.登山のルール
登山する際のルールとしては、山道では登り優先というルールがあります。必ずというわけではありませんが、下る人は登ってくる人が確認できたら、安全な場所で待ち、先に通ってもらいます。
この理由としては、登ってくる人の方がつらいためと、下る人の方が道の状況を把握できているからと言われております。
道ですれ違う時や、他の所でも見知らむ人と出会った時でも、挨拶しあうのが一般的です。下る人が登ってくる人を、言葉で励ましたり、山頂の様子を伝えたりなど情報交換することもあります。
また相手を待つ際は、登り下り関係なく、道の山側に立ちます。谷側に立つと足元が滑って滑落したり、すれ違う相手と身体がぶつかり同じく滑落する可能性もあるため注意することが必要です。
2.登山のマナー
登山する際のマナーとしては、一番はゴミは生ゴミも含めて持ち帰ることが原則となります。トイレにおいても山小屋のトイレをできるだけ使用することが大切ですが、時には必要に迫られ自然のトイレを使うこともあります。
その際も川や湖などの水源から離れた所を選び、山を汚さないためにも落し紙は極力持ち帰ることが必要です。
3.山の花や植物を守るための登山のルールとマナー
登山道から外れて歩くことで、踏み跡は裸地化し植物などは枯れてしまうこともあります。特にロープなどが張ってある所や湿原は立ち入らない方が良いです。
山の花や植物は、貴重な高山植物や天然記念物などでなくても、環境を守り、地元の人とのトラブルを防ぐためにも絶対に採らないように注意することが大切です。
山の花や植物を守るためには、これらの登山のルールとマナーをお互いに守ることは山を守ることにも繋がりとても重要です。
4.ペットを連れてでの登山について
犬などのペットを連れてでの登山のルールとマナーもあります。ペットの糞は生態系の面で、ペットと山の動物間で病気がうつってしまうことがありますので、大変でも糞は持ち帰るようにします。
地域によってはペットの入山を禁止している山もありますので、事前に情報収集やきちんと調べてから連れて行くようにするなど最低限のマナーは守りたいものです。
コメント