円陣パスで楽しみながらフットサルの基本的なパスワークを身に付けたら、次の段階では動きながらのパスワークに習熟していきましょう。
フットサルでは細かなパス交換が大事なのでそのために必要な要素が含まれた練習方法をご紹介します。
1.受け方を2種類身に付ける
初心者と経験者が混在している状況での練習方法をご紹介します。
まず初心者のメンバーが一人立ちます。
ここから20mほど離れた位置で残り経験者が数名並んで順番を形成します。
練習開始で経験者の先頭が初心者にパス→リターンパスを左右どちらかに返す→経験者は動いてこれを受けターンとともに次に控えている経験者の足元へパス→受けた経験者がまた初心者へパスの繰り返しになります。
初心者は来たパスを正確にトラップし左右にパスするという基本動作を繰り返し行え、動いて受ける経験者はターンしながらのパスで視野を広げる練習になるでしょう。
始めはゆっくりとしたテンポでかまいませんので、一連の流れを全員が理解するまで確実に行いましょう。
次第にテンポアップし、時には合図とともにスピードアップ、再度の合図でスローダウンするなどパス回しの緩急に対する理解も一緒に身に付けるようにするとより上達が早くなると思います。
また初心者が大分慣れてきたら、受け手の経験者が声を出して左右へのパスどちらかを指定するように変化させると実戦に近い間隔を養えるでしょう。
このように反復練習には予想が困難な要素を加えるように心掛けて、フットサルの試合中のように突発的な状況に対処できるような基礎を身に付けるのが大事だと思います。
2.より高度なパスワークへと発展させる
メンバーの基礎力が向上してきたらチーム力の底上げのためにパスワークのレベルアップを図りましょう。
パスの面から上達の秘訣を述べるとすると「パスアンドゴー」の意識を強く持つことだと言えると思います。
フットサルでは受けるにしろ出すにしろ、パスを回す際は動いているのが鉄則です。
左右のみならず前後でも動く、これは相手の動きと相対するのでそのときの状況によって変わってきますから、いつでも正しいという動き方はありません。
これらを身に付けるための練習はより複雑なものになっていきますが、これまで行ってきた練習を踏まえれば難しく考える必要はありません。
先に紹介した練習方法で初心者の人がやる役割の方も動いてボールを受けることにします。
全体の動きは非常に煩雑になると思いますが、一連の流れが身についていれば自然とやるべきことがわかってくると思います。
この練習を反復して行い、徹底的にパスワークの流れと動きながら行う感覚を養いましょう。
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