前回までパッティングのストロークや距離の打ち分け方を見てきました。
距離を合わせた次は、ラインの見方について見ていきたいと思います。
ラインをしっかり読めればカップインの確率も上がりますのでしっかりと見ていきましょう。
1.3パットをなくすために
ゴルフのパッティングの基本打数は、グリーンに乗ってから2パットでカップインすることを前提に設定されています。
2パットで18ホールなので1ラウンド36パットが基本となります。
それなので、みなさんもまずは36パットを目標にラウンドすることが必要です。
そしてその1ラウンド36パットという目標を達成するためは3パット以上をできるだけ減らすことが重要になってきます。
それでは、3パット以上をなくすにはどのようにしたらよいのでしょうか。
前回お伝えした距離を合わせるということもカップにボールが届かなければ入らないので重要なことです。
そして、もう一つ重要なことはラインを読んでカップにボールを入れるということです。
グリーンが傾斜もなく真っ平でカップに向かって真っすぐ打てば入るような状態であればラインを読む必要もなく何も考えずに真っすぐ打てばいいのですが、ゴルフのグリーンでそのようなグリーンはまずないと言ってもよいでしょう。
グリーンの場所によっては平らな場所もあるかもしれませんが、グリーン全体が真っ平なグリーンは稀だと思ってください。
ゴルフ場のグリーンは、傾斜があるから面白いのです。
ラインが読めてその通りにパッティングしてカップインした時は、ガッツポーズしたいくらいに嬉しい気持ちになるのでみなさんにも是非その気持ちを味わって頂きたいと思います。
そのようにラインがしっかり読めれば結果として3パットも減ってきます。
1.ラインの読み方
では、実際にどのようにラインを読めばよいのか見ていきましょう。
ラインには、フックラインと呼ばれるボールが右から左に曲がっていくラインとあと逆にボールが左から右に曲がっていくスライスラインと呼ばれるラインの2通りがあります。
このボールが右に曲がるのか左に曲がるのかを読むことを“ラインを読む”というわけですが、実際のラウンドでどのように読むかというと、このライン読みはグリーンに上がる前から始まっています。
ボールがグリーンに乗ったら自分のボールをパッティングするためにボールに向かうのですが、まずグリーンに上がる前にグリーン全体の形状を把握することが重要です。
グリーンが全体的に右から左に傾斜していれば基本はフックラインになりますし、左から右に傾斜していればスライスラインになります。
このグリーン全体のラインを見ておくことによりラインの読みを迷ったときの参考になります。
そして、次にボールとカップを結んだラインのボール側とカップ側そして、ボールとカップが両方視野に入る位置の合計3か所からどのようにボールが曲がっていくか見ます。
この3か所から見ることによりほぼ左に曲がるのか右に曲がるのかが判断できると思います。
グリーン上ではグリーン全体の大きな傾斜と細かい傾斜が入り混じっていますのでいろいろな方向からラインを見てあげることでより正確にラインが読めてくるはずです。
そしてもう一つラインを読むときに重要なことは、これはみなさんラウンド中に忘れがちになりますが、一緒にラウンドしている同伴競技者のパッティングしたボールの転がり方を見ておくということです。
ラインがわからない時も出てくると思いますが、他の人がパッティングをしてボールがどのように曲がるのかを見せてくれるのでそれを参考にしないのは非常にもったいないです。
ゴルフは個人競技ですが、そのように他のプレーヤーのプレーを参考にするのは全然ルール違反でも何でもないのでパッティングに限らず、どんどん参考にしていきましょう。
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