フラダンスはハワイの踊りであり、使われる曲はほぼハワイ語の歌詞で歌われています。
カヒコは100%、アウアナもパパハオレ(半分白人の意、ハワイ風ポップス。英語の歌詞)以外はハワイ語です。
フラダンスは歌詞をハンドモーション(手の動き)で表現するため、曲の歌詞を知ることはとても大切なことです。
ハワイ語の代表的な言葉くらいは知っていると便利ですね。
1.フラに関するハワイ語
カホロ、カオなどのステップの名前はもちろんハワイ語です。ヘラ=広げる、アミ=関節を回す、のように何となくステップの動きを連想させるものもありますが、カホロ=急な、早い、急がせる、カヴェル=布でふく、のように、ちょっとあまり意味のつながらないものもあります。
という訳で、混乱してしまうといけないので、ステップ名の訳はここではやめておきますね。
それでは
フラ hula : フラダンス,フラの踊り手フラに使われる歌や詠唱,フラのために詠唱する
ハ-ラウ hālau : フラの教室
クム フラ kumu hula : クム,フラの先生
アラカイ alaka`i(注) クムの代行者,マネージャー(注:「`」オキナ。詰まる感じで発音します)
ハウマナ haumana 生徒
ワヒネ wahine 成人女性
カネ kane 男性
クプナ kupuna 年配の女性
ケイキ keiki 子供
オリ `oli フラを伴わないチャント
メレ mele 歌
カーヘア kāhea 呼びかける,歌い手へ踊り手がかける合図
ホイケ hō`ike 見せる,発表会
ō
カイ ka`i 入る,入場する時の歌と踊り
ホイ ho`i 帰る,退場する時の歌と踊り
マーカウカウ mākaukau ~ができる,準備した(ホーマーカウカウ ho`o mākaukau 準備はいい?)
アーイ `ae はい(返事)
イルナ i luna 上に
イラロ i lalo 下へ
イホペ i hope 後ろへ
イムア i mua 前へ
アーカウ `ākau 右
ヘマ hema 左
ノホ noho 座る
フリ huli 向きを変える
ハナホウ hana hou アンコール
2.歌詞によく使われるハワイ語
次に、歌詞によく登場するハワイ語を紹介します。
とは言っても全部紹介しているとものすごい数になってしまうので、ここではごく一部にします。
1.人物に関するハワイ語
クウ ku`u 私の
オエ `oe あなた
イポ ipo 恋人
2.感情に関するハワイ語
アロハ aloha 愛,思いやり,親切,やあ(挨拶、呼びかけ),さようなら,一般的な挨拶
ハウオリ hau`oli 幸せ
ポイナ poina 忘れる(ポイナ オレ poina`ole 忘れない)
ミリミリ milimili 愛しい
カウマハ kaumaha 悲しい
3.形容詞のハワイ語
ナニ nani 美しい
オナオナ onaona いい香り
マーリエ mālie 静かな
4.動作を表すハワイ語
アウヘア `auhea 聞く,訪ねる
イケ `ike 見る
エオー eō 呼ぶ
ホロ holo 走る
マナオ mana`o 考える
5.自然に関するハワイ語
アイナ `aina 土地
ラニ lani 天国
アーヌエヌエ ānuenue 虹
ウア ua 雨
カイ kai 海
ノエ noe 霧
パリ pali 崖
プア pua 花
ホメ home 家
マカニ makani 風
マヒナ mahina 月
ラー la 太陽
ホーク― hōkū 星
マヌ manu 鳥
3.まとめ
ハワイ語はローマ字読みで読め、発音も日本語に似ているので、私たち日本人にも親しみやすい言葉だと思います。(一部wa=ヴァ、we=ヴェ、などに違いがあります)
しかし英語が母国語になったハワイでは、ハワイ語は人々の会話の中に時々使われる程度になっています。
1898年にアメリカに合併されハワイ語の教育が禁止されたことで、ハワイ語を話したり意味を理解したりすることができる人は激減してしまったのです。
でも、1978年にハワイ語がハワイ州の公用語と認められたことからハワイ語教育が復活し、今では多くの学生が単位取得のためにハワイ語を勉強しています。
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