趣味で始めたランニング、もっと速く上手に走るにはどうすればいいのだろう。
もっと足を高く上げたり、地面を強く蹴ったり、かかとをお尻に引きつけたり。
さらにランニングフォームのことを深く知ってもらい、効率のよく走るために、今回は、ランニングフォームと骨盤の動きについて紹介します。
1. ランニングフォームと骨盤の動きについて
まず基本的な骨盤の解剖を学んでみましょう。
まず骨盤はなにかというと、大きく3つの骨で成り立っていて、2つの腸骨があり、その間に挟まれているのが仙骨です。
これらが3つの骨が骨盤としてあり、その上にお尻や太ももの筋肉がくっついています。
骨盤と大腿骨を結ぶ関節を股関節と呼び、脚を上げたり、地面を蹴ったりすることが出来ます。
基礎的なところを押さえたところで、ランニング中の骨盤の動きについて説明します。
ランニング中、骨盤と大腿骨は繋がってい股関節になると説明しましたが、股関節は脚を上げたり、蹴ったりしますが、これらを動かす筋肉や関節が柔軟に動かすことが出来てはじめてダイナミックで効率のよいフォームで走ることができます。
骨盤が硬いと、スムーズに足が上がらなかったりするので、それをかばう為に上半身が後ろに傾き、重心がスムーズに移動できなくなり、無駄が多いフォームになってしまいます。
骨盤は脚を後ろに運ぶ動き、つまり地面を蹴る動作をコントロールしているので、お尻やもも裏の筋肉が硬いと上手く地面を蹴ることが出来なくなります。
そうなると別の一部の筋肉や関節などを酷使することになり、怪我をするリスクが高くなります。
スムーズに骨盤からしっかり脚を動かすことができると、骨盤から太もも、膝、足と末端のほうに順番に力が伝わるので効率よく速く走ることができるようになります。
骨盤が上手く使えると、あまり蹴る意識がなく、重心移動をするだけでダイナミックに脚を上げて、地面を蹴ってということができます。
逆に、骨盤が硬くて上手く使えないと、足やふくらはぎなどの小さな筋肉だけに頼ってしまいます。
足やふくらはぎなどの末端の小さな筋肉だけで地面を蹴る意識が強くなると、さらに骨盤が動かなくなるという悪循環が生まれてしまいます。
骨盤を柔らかく保つためには、普段からウォーミングアップやクールダウンでストレッチを行い、筋肉を柔らかく保つことが大切です。
とくにお尻筋肉や、太ももの前、後ろ、内側、外側を入念にストレッチを行なって下さい。
ランニングを行う上で、骨盤の動きは切っても切れない関係です。
怪我なく速く走るためにも、筋肉や関節を柔軟に保てるように日頃のケアが大切です。
コメント