息継ぎのやり方 | サックスの演奏方法

サックスを演奏するとなるとたくさん息を使いますので、必然的にたくさん息を吸うことになります。

でも口にはマウスピースをくわえているし、どこからたくさん息を吸い込めばいいのでしょうか?

また、曲を吹いていてどの部分で息を吸えばいいのでしょうか?ここでは息継ぎの方法について説明します。

目次

1.どこから息を吸うか

初心者の方によくみられるのが、口を完全に開けてマウスピースを離してしまった状態で息を吸い込み、またくわえなおす、というやり方です。

サックスを演奏中にマウスピースを離してしまうと、せっかくのアンブシュア(くわえ方)がリセットされてしまいます。

特に初心者の方はアンブシュアが定まっていないので、一度音が鳴ったくわえかたをやめてしまって、息を吸ってくわえなおしたときに全然違うところに歯やあごがいってしまうので「音が鳴らない!」となってしまいます。

もちろんアンブシュアを崩さないようくわえたままで鼻から吸うことも可能ですが、口から吸ったときと比較すると吸う量が少なくなってしまいますので上級者の方法となります。
ここはやはり口から息を吸い込みましょう。

マウスピースをくわえたまま息を吸うには

・上の歯だけを固定したまま、下あごをマウスピースからはずして吸う
・上下の歯を離さず、左右の歯の横から吸う

という方法がたくさんの息を吸い込むことができます。




初心者の方は特にブレス(息継ぎ)に慣れていないので、最初は下あごをはずして演奏しながら息を吸う練習をして、慣れてきたらくわえたまま口の左右から吸う練習をしてみましょう。

2.いつ息を吸うか

これも初心者の方によくあるのが、「苦しくなったら吸う」というブレスです。苦しくなったら吸わなければ人間として呼吸ができませんのでまずいのですが、通常は苦しくなる前に吸います。

それでは、吸うタイミングはいつかという話ですが、音楽にはフレーズというものがあります。国語でいう句読点(、や。)ですね。

今日はいい天気なので庭に出てひなたぼっこをした
という文章だと、
今日はいい天気なので、庭に出てひなたぼっこをした。
となると思いますが、
「まだ息がもつから」とギリギリまで吹いてしまっては今日はいい天気なので庭に、出てひなたぼっこを、した。

となってしまい、文章がどこで区切れているかわからなくなります。音楽もフレーズの始まり、終わりがあり、その途中で区切ってしまってはおかしな感じになります。

ブレスはそのフレーズの句読点にあたる部分で吸いますが、

今日はいい天気なので、       庭に出てひなたぼっこをした。

と離れてしまっては、別の文章のようになってしまいますので素早く吸いましょう。

最初は慣れない呼吸法で気ばかり焦ってしまい、うまく息継ぎができないかもしれませんが、焦って曲を吹く練習より、ゆっくり息の吸い方を確認しながら行えるロングトーンなどを練習し、自分の体と楽器の関係を確認しましょう。




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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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