水泳の背泳ぎのターンには2種類の方法があります。
水泳のルール上ではどちらのターンをしても構わないので、実際に練習をして見てやり易い方のターンをするといいでしょう。
1.水泳の背泳ぎの クイックターン
背泳ぎのクイックターンは、壁の直前まで泳ぎ、だいだい5メートルラインを過ぎたところで、体を反転させてから、クロールと同じように回って、ターンをすると言う方法が主流になっています。
こちらのターンは、普通のクイックターンが出来ていれば、ターンをすること自体にはあまり高い難易度は感じないと思います。
ただ、こちらはかなりルールが厳しく、体を反転させた時点で距離があった場合、そこまでバタ足をしてはいけないことになっています。
もしも、バタ足をしてしまったら、ターンミスによる失格になってしまいます。
また、うつ伏せの状態に持っていくために手をかくのはセーフですが、連続でクロールのように動かすと先ほどと同様に失格になります。
もう一つは、近すぎた場合です。
その場合に反転させたときに、壁が近すぎてターンができないときは、そのまま出している片手を壁に付けて、仰向けになってから壁を蹴るタッチターンを行うことになります。
この際には体が90度以上傾いた状態ではタッチしては行けないことになっています。
なお、どちらのターンであっても、壁を蹴った後はスタートと同じようにバサロ泳法で進んでも良く、最高で15mまでは、バサロ泳法で進行することができます。
15mを越えてしまうと失格になってしまいますので、注意しましょう。
ターンを綺麗に行えるようになると、50m以上の背泳ぎのタイムも大きく縮めることができるようになりますよ。
2.背泳ぎのもう一つのクイックターン
背泳ぎのクイックターンには実はもう一つのパターンがあります。
それは、個人メドレーをする際に使われていたもので、タッチをしてから、普通のクイックターンのように体を回転させるところを、逆に向かって回すことになるものです。
頭を沈めて回るのが普通のクイックターンになりますが、普通だが、こちらは、足を上げて後頭部から下げてターンをします。
つまりは、クイックターンとは真逆の回転でターンをしなければならないターンとなります。
ただ、この方法は別に必須と言う訳ではありません。
先述の通り使うのは個人メドレーを泳ぐときだけですし、今現在ではこちらとは別の方法、前述したクイックターンと同じターンを行いますので、はっきり言って不要なのです。
またあまり早くなるわけでもないので、覚えていなくても全然かまいません。あくまでも補足として紹介しておきました。
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