後屈立ちの立ち方とコツ | テコンドーが上達する練習方法

後屈立ちは後ろ足の膝を曲げ、重心配分を後ろへ多くかけた立ち方です。

テコンドーにおいて守りの基本となる立ち方の1つです。

テコンドーの型の試合、審査では立ち方が評価の7割を占めていますのでここで正しい立ち方を意識して練習に取り組むことで型や基本の重心移動などテコンドーにおける根幹をなす技術が上達します。

1. 後屈立ちの基本練習

後屈立ちは両足のスタンスを縦に骨盤の幅の約1.5倍、横に骨盤の幅に開いて、腰を落とした立ち方ですが前屈立ちとは対照的に後ろ足に7割、前足に3割の体重を配分します。

後ろ足の膝を軽く曲げ、腰を膝の上に乗せるようなイメージで体重をしっかりかけます。

ここでは後屈立ちの基本練習について解説します。

1.後ろ足の膝に腰を乗せる

後屈立ちは前屈立ちとは対照的に防御の基本となる立ち方です。テコンドーを学ぶ上で試合でも相手の攻撃を捌くために多用します。

練習方法としては、まず正しい後屈立ちの立ち方をしっかり覚えましょう。

後屈立ちの足幅は縦方向に骨盤の約1.5倍ほど広くスタンスを取ります。縦横の足幅自体は前屈立ちと大差はありません。

ただし、決定的に違うのが体重のかけ方です。前屈立ちが前足に7割、後ろ足に3割の体重をかけるのに対して後屈立ちは後ろ足に7割、前足に3割の重心をかけて後ろ足を重視します。

初心者の方は後ろ足に体重を乗せた時、腰が引けてしまうという悩みを抱える傾向が多いようです。

そこで「後ろ足の上に腰、骨盤を乗せる」ように心がけて下さい。

膝を椅子に見立ててそこに腰を下ろすようなイメージです。ただし、後屈立ちといっても骨盤をただ後ろに引いただけではまず腰が引けた弱い立ち方になるので、「胸を張り正面を向いて背筋を伸ばしながらも重心は後ろに置く」ことを心掛けましょう。

ここができれば後屈立ちは半分マスターできたも同然です。




2. さらにワンランク上の後屈立ち

さて、上記では後屈立ちの基本について説明しましたが、今度は実際に受け技を加えたより型の動作に近い上達のコツ、ポイントについて説明します。

まずは基本となる立ち方で土台を固めることで体の使い方をしっかり理解し、突き蹴りや受けでも生きるように仕上げていきましょう。

1. 向かってくる相手に負けないように腰を落とす

上記では後屈立ちの基本について述べましたが、さらにワンランク上の型の動作を身に着ける秘訣について説明します。

後屈立ちは最も基本的な守りの立ち方なので重心や連動の感覚をしっかり掴みましょう。

それには一人で行う練習よりもパートナーとの対人練習のほうが最も効果が出やすくなります。

まずパートナーに前屈立ちから移動して突きを打ってもらってください。それを後屈立ちで捌くのですが今回は基本となる中段外受けで解説します。

パートナーの突きを後屈立ちで捌く際に、腰が浮いているとどうでしょう。受けた腕に振り回されてふらついたりうまく受け切れないのではないでしょうか。

腰が浮いて重心が高いと防御面で力のロスが生じてうまくいかないのです。

そこで「受ける腕に体重を乗せる」「受けるときには腰を落とす」イメージで行いましょう。そうすることで受け終わった後重心を固めやすくなりますし、バランスの取れた防御が可能です。

後屈立ちは組手でも前に出てきた相手の攻撃を捌くために非常に多用しますので繰り返し練習しましょう。型においてまずは立ち方からしっかり取り組める人は必ず上達します。

まずは、立ち方から入り、次に連動、移動を意識して練習に取り組んでみて下さい。

以上がテコンドーにおける後屈立ちの練習方法と上達のコツです。後屈立ちはITF、WTF問わずテコンドーにおいて捌きの基本となる立ち方の基本ですので後ろ足の膝に腰を下ろし、パートナーとの対人練習で重心をブラさずに捌くことを意識して練習しましょう。ご清聴ありがとうございました。




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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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