ハタ呼吸について | ヨガの基本

ハタ呼吸は、右鼻、左鼻の片方ずつ交互に呼吸をする呼吸法です。完全呼吸と同じく、アーサナ(ポーズ)と連動して行う呼吸ではなく、単体で行う呼吸法です。

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目次

1.ハタ呼吸とはどんな呼吸?

太陽を意味する「ハ」と月を意味する「タ」から成り立つ「ハタ」ですが、ヨガでは、右鼻の気道は太陽、左鼻の起動は月と繋がっていると考えられています。

また、太陽と月は、陽と陰とも言い表されることもあり、右鼻と左鼻で交互で行うハタ呼吸は、左右、陰と陽のバランスの調和をはかる呼吸です。

また、ハタ呼吸はナーディーショーダナプラーナヤーマともよばれ、ナーディーは「プラーナ(気、エネルギー)の通り道」、ショーダナは「浄化」を意味し、神経の浄化が目的とされています。

言い換えれば、思考のデトックスや、身体のデトックスなどが目的の呼吸法と言えます。

2.ハタ呼吸の効果

ヨガの世界では、右鼻の気道を「ピンカラー(太陽の気道)」と呼び、体に熱を作る気道と考えられています。対する、左鼻の気道は「イダー(月の気道)」と呼び、体の熱を冷ます、落ち着く気道となります。

右鼻の呼吸を行うことで、活力ややる気が生まれ、左鼻の呼吸で心を落ち着かせ、寝つきを良くする効果があり、相反するように見える作用をどちらも刺激しつつ、調和をしていくので、自律神経を整え脳の活性化、ストレスの軽減、リラックスといった効果が期待できます。




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3.ハタ呼吸の練習法

まずは、胡坐(あぐら)、正座など、心地よく座れる坐法で床に座ります。一旦息を吐き切って、吸う息っでスーッと姿勢を正していきます。

左手は軽く膝の上に置きます。右手の人差し指と中指を眉間に置きます。親指を右の鼻、薬指と小指を左の鼻の上にそっと置きます。

口を閉じ、両方の鼻から息を吐き切ります。

薬指、小指で左の鼻をふさいで、右鼻のみで息を吸います。息を吸い切ったら右鼻を親指で閉じ、両方の鼻が閉じた状態で2〜3秒クンバカ(息を止めること)をします。

クンバカ後、左の鼻を解放して左鼻のみで息を吐きます。吐き切ったら、左の鼻のみで息をゆっくり吸い上げて行きます。吸い切ったら左鼻を閉じで2〜3秒クンバカをします。

クンバカ後、右鼻を解放し、右鼻のみで息を吐いて行きます。吐き切ったら、右鼻のみで吸って行きます。

呼吸の順番をまとめると、①右鼻で吸う②左鼻で吐く③左鼻で吸う④右鼻で吐く⑤右鼻で吸う、を繰り返し、吸った後にクンバカを数秒入れて行きます。

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4.ハタ呼吸の練習法の注意

完全呼吸と同様、ハタ呼吸も独学で習得することが難しい呼吸法です。初めは、ヨガ指導者から直に指導を受けることをオススメします。




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当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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