ヨガで大切だとされる呼吸は、鼻から吸って鼻から吐く鼻呼吸が基本です。
呼吸をマスターすればヨガも一層楽しくなりますし、様々な良い効果が得られます。
今回は、ヨガの鼻呼吸をおこなう方法についてご紹介しましょう。
1.ヨガの鼻呼吸が大切な理由は?
ヨガは、ストレッチではありません。
ヨガは、ポーズをするといった動きと呼吸を連動させておこなっていきます。
息を吸って吐く呼吸は、鼻でおこなう鼻呼吸が基本です。
動きと呼吸が連動していますので、体を動かす時やポーズをおこなう時には、決して息を止めてはいけません。
慣れないうちは、呼吸と動きの両方に意識を置くのは難しいかもしれません。
まずは呼吸を繰り返していくことに、重きをおいてやってください。
呼吸をおこなうと、体内の気が血液、リンパなどとともに流れ、心も体もリラックスできます。
2.ヨガの鼻呼吸をおこなう方法、腹式呼吸とは?
ヨガでは、鼻呼吸で腹式呼吸をすることがよく勧められます。
お腹の動きが分かりやすいように、慣れるまでは仰向けになりおへその下くらいに手を置いて練習するといいでしょう。
少し大袈裟でも良いのでやってみることから始めましょう。
まずは鼻からゆっくり息を吸い込み、お腹をふくらませます。
次にお腹から空気を押し出していく感じで、お腹をへこませながらゆっくり長く鼻から息を吐いていきます。
息を吐ききってお腹がへこんだら、お腹の力をゆるめていきます。
すると自然にお腹に空気が入ってきます。
これを何度も繰り返して、実際にヨガをする時にも意識してやってみてください。
ゆっくり長く深い呼吸をおこなうと、リラックス効果、免疫力アップ、ストレスの軽減につながります。
3.ヨガの鼻呼吸をおこなう方法、片鼻呼吸とは?
ヨガのポーズをおこなう時には、鼻呼吸で腹式呼吸をおこなっていきますが、ヨガの呼吸法のひとつに一人で静かにおこなうものがあります。
それが片鼻呼吸です。
片鼻呼吸は、左右それぞれの鼻の穴で交互に呼吸をおこなう方法です。
右の鼻は体を温めて体内にエネルギーを与え、左の鼻は体を冷やし心をリラックスさせる効果があるとされています。
それぞれの鼻で交互に呼吸をおこなうことで、それぞれの良い効果を取り入れ自律神経を整えます。
楽な姿勢で座り、背筋を伸ばします。
あぐらでも構いません。
右手の中指と人差し指を自分の顔の前に捧げるようにして、右手の親指で右の鼻を押さえ、右手の薬指で左の鼻を押さえて呼吸していきます。
まず両方の鼻で息を吐ききってから親指で右の鼻をふさぎます。
左の鼻から息を吸い込みます。
吸いきったら薬指で左の鼻をふさいでから、右の鼻から息を吐いていきます。
吐ききったら右の鼻から息を吸い込み、右の鼻をふさぎます。
左の鼻から息を吐いていきます。
これを自分の呼吸に合わせて、何度も繰り返します。
口は閉じたままで、腹式呼吸も意識してください。
息を吸いきることと吐ききることがポイントです。
片鼻呼吸をした後は、心身ともにスッキリとした気分になるでしょう。
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