上下段両受けのやり方とコツ | テコンドーが上達する練習方法

上下段両受けは文字通り上段と下段、つまり顔面と金的という甚大なダメージを受ける急所を守るための受け技です。

今回は上下段両受けの基本練習、実戦での意味を理解した上達方法を述べていきます。

1. 上下段両受けの基本練習

上下段両受けはテコンドーにおいて顔面と金的を守るための受け技です。

主な用途としてはこちらに向かってくる両手突きを前の手は下段受け、後ろの手は上段受けとして同時に弾きます。

ここでは上下段両受けの基本練習について解説します。

1.基本通り一つ一つの受けを確実に

上下段両受けは顔面と金的を狙って同時に飛んでくる突きや蹴りを捌くための防御です。勢いのついた攻撃を叩き落とすには瞬間的に力を入れる体の使い方が不可欠です。

上下段両受けをうまく決める練習、コツは非常に簡単です。しかし、これができるかできないかでは受けの精度やキレを左右するほど重要な要素です。

上段受けと下段受けの組み合わせであることから「基本に立ち返り、上段受けと下段受けの一つ一つの受けを堅実に行う」ことです。

両手突きと同様に、両手での二段同時攻撃や二段同時防御は突き詰めていくと上段と中段、上段と下段、中段と下段のうちのどれかになります。つまり、何も複雑な技ではなく、基本の技を組み合わせて行っているのです。

どんなに複雑に見える受け技でも実は基本の組み合わせとして受け継がれているので、それを理解して練習に取り組めば、上達は非常に早まります。

上段受けは前腕部の固い部分を肘を90°に屈曲させて受け、下段受けは上からたたき下ろすように手首部分で受けること。上下段両受けはこの基本の受けを同時に行うだけです。

複雑な技こそ基本に立ち返りましょう。

2. 上下段両受けの実戦運用

さて、上記では上下段両受けの基本練習について説明しましたが、今度は実際の意味を考えた上達のコツについてのポイントについて説明します。




テコンドーは武道でもありますので型の動作はすべてルールのない実戦に通じています。つまりテコンドーの基本動作は実戦に基づいた意味があるのです。そこを理解すると上達が一気に早まります。

1.実戦ではどちらかの腕を攻撃に変化させる

上記では上下段両受けの基本練習について述べましたが、型にも実戦にも通じる最大の秘訣について説明します。

実は上下段両受けは両方とも受け技として型の中に引き継がれていますが、分解してみると分かるようにどちらかの手が攻撃態勢に移ります。

上下段両受けの本来の姿は「左右どちらの手でも自在に受けられるようにしながらも距離や角度に応じて受けた手を攻撃へと変えなさい」という教えなのです。

上段受けはそのまま上段への打ち下ろし突きになりますし、下段受けは下から角度をつけたいわゆるアッパーカットのような攻撃に変化します。

実戦では「受けてから攻撃」とやっていては受けた段階で一拍遅れが生じ、ワンツーの場合、ジャブは受けても反対側からのストレート攻撃に対応できなくなります。

そこで受けを攻撃に変化させることで「相手の攻撃を捌きながら自分はカウンターをとれる」という利点があります。一挙動で相手にカウンターを決めることが可能になるのです。

型の動作の中で攻防一体、攻撃も防御も同時に行えるように脱力を意識しましょう。

テコンドーの型はただ漫然とやるのではなく、初心者の方こそ実戦の意味を考えるようにすることで型が楽しくなり、上達するのです。

以上がテコンドーにおける上下段両受けの練習方法と上達のコツです。上下段両受けは両手による二段同時防御ですが、まずは基本に立ち返る事で上段受けと下段受けに分けて考えましょう。そうすることで練習時に体の使い方がわかりやすくなり、上達も加速します。ご清聴ありがとうございました。




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