シャフトの種類と選び方|ダーツの基礎知識

シャフトはバレルとフライトを繋ぐ役割を果たすパーツで、ダーツの飛びにも関係してくるパーツでもあります。

バレルやフライトと比べたらそこまで影響は無いと思うかもしれませんが、シャフト1つで軌道を大きく変える事が可能です。

目次

1.シャフトの種類

シャフト選びで1番重要になるのは長さです。

シャフトの長さでダーツの全長が変わり、軌道が変わります。

色々なメーカーから販売されていて、長さは細かく段階分けされて販売しています。

1.短いシャフトのセッティング

短いシャフトでセッティングすると、ダーツの全長が短めになり、イメージ的には棒状の物から球体の物のイメージに近付きます。

あくまでイメージなので、結果棒状の物には変わりないですが、ダーツを飛ばすというより、バレルを投げている感覚に近くなります。

空中ではブレが生まれやすいですが、大きなブレが起きにくいのも特長です。

飛空姿勢が修正されにくく、修正される前にボードに刺さるようになります。

2.長いシャフトのセッティング

長いシャフトでセッティングすると、ダーツの全長が長めになり、棒状のイメージがより一層強くなります。

長いセッティングのダーツは大きく揺れながら飛びやすく、綺麗に飛ばすのがとても難しいセッティングになります。

ですが、長いと修正能力も高く、大きく揺れながら刺さる時には綺麗な姿勢に修正されるのが特長です。

修正能力が高い分、空中で風の抵抗を受けやすく、緩やかな飛びになりやすいのも特長になります。

もし綺麗に飛ばす事を目標にしたいのであれば長いシャフトのセッティングにチャレンジしてみても良いと思います。

3.素材で変わる重心と強度

シャフトの素材も技術の進化で色々な物が増えています。

主流はナイロンで、アルミ製だったり、カーボン製などもあります。

では、素材が違うと何が違うか?

まず強度が違います。

ナイロンはこの中では1番安価で、強度も1番低いです。

次は悩むところですが、アルミ製かなと思います。

ナイロンのように折れることは滅多に無いと思いますが、アルミなどの金属製の物は折れるのではなく歪むように曲がってしまう事があります。

いくら折れなくても曲がってしまったら使えないので、強度と金額も3種類の中では中間くらいだと思います。

1番高価で1番強度が強いのはカーボンで、カーボンはなかなか破損しません。




個人的にもカーボンシャフトを折ったという人をまだ見た事がないくらいです。

ですが、それ相応に値段も高価です。

素材で変わる事にもう1つ重心があります。

シャフトの素材の重さでダーツ全体で見た時の重心が若干変わります。

シャフトは後ろにつけるので、軽ければ重心は変化しにくく、重ければ後ろに重心がズレるという事になります。

重さに関してはやはりナイロンが1番軽く、次に来るのはカーボンで、1番重量があるのはアルミ製になります。

更に重さには長さも関係します。

短いシャフトより長いシャフトの方が単純に考えて重いので、重心を考える際は参考にして下さい。

2.シャフトの選び方

シャフトを選ぶ時に1番大事なのは長さです。

ダーツは重さの影響より長さの影響の方が受けやすいです。

そして選ぶ時は、自分のダーツの軌道が今のシャフトだとどうなのか?

それに対してどのように飛ばしたいのか?

その為には今より長くするのか短くするのか?

というように考えてみて下さい。

他にも、テイクバックの時にフライトが肩や顔にぶつかるけど、フォームは変えたくないから当たらない長さまで短くするといった理由もあると思います。

シャフトは長くしたい、短くしたいという明確な理由がある時だけ変更する事をオススメします。

重心を変えたい時は、まず今のシャフトの長さで問題無いのであれば素材を今より重い物、軽い物を選べば良いですし、少しリスキーですが、重くする為に長いシャフトにする、軽くする為に短いシャフトにするという選択肢もあります。

ですが、長さと重さを同時に変えてしまうと、良くなるなり悪くなるなり、理由がシャフトの長さなのか、重心の変化なのか、どちらかわからなくなってしまうので、自分の感覚をしっかり持ててからをオススメします。

まず最初は長さか重さどちらか1つの変更に留めて、その変更によって自分の思い通りの軌道になったかどうかを確認して下さい。

最近では特殊なフライトで、このシャフトじゃないとセッティング出来ないといった物も多くなってきているので、出来るだけ長さ調節のみで自分のイメージしている飛びに近付けられるのが理想です。

シャフトはバレルと違い破損のリスクがそれなりに高い消耗品なので、今使っているのが折れた時に、どうせ買うなら気になってる長さに変えてみようと言ったようなタイミングでも良いと思います。

シャフトを上手く活用して理想の飛びを目指しましょう。




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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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