ボルダリングジムでやってはいけない危険行為

急激に数を増やし、全国で400か所以上となったクライミングジム。

これから始めてみよう!という人も、たくさんいると思いますが、他のスポーツ同様にルールやマナーが当然あります。

今回は「ボルダリングジムでやってはいけない危険行為」についてお話します。

1.大事なのは譲り合い、危険行為は事前に回避

初めにボルダリングの基本的なルールを確認、しっかり把握しつつ、マナーを学んで、危険行為を回避していきましょう。

ジムでは基本的に、角度ごとに壁が分かれています。

垂直な壁なら90度壁、ルーフと呼ばれる傾斜壁なら160度前後といった具合で、それぞれの壁ごとに、違う課題が配置されているわけです。

ジムによって多少の違いはありますが、一つの壁で一度に登っていいのは1人というのが原則として存在します。

なぜ、一度に1人なのかといえば、違う課題を登っていたとしても、同じルートやホールドを使うことがあり、同時に登ることが不可能となるからです。

また、仮にルートやホールドが被らなかったとしても、登っている最中にどこで落ちるかを、自分でコントロール出来るとは限りません(よほど簡単な課題をアップで登っているわけでないなら)。

そうなれば、壁からの落下中に衝突することもあり、怪我のリスクは避けられません。

自分が登りたい課題の壁で他の人がスタートしたら、その人が登り終わるまで待つ。これが大前提ということは頭に入れておきましょう。

ただ、中には隣の壁から“横断”してくるようなルートの課題も存在して、そんな時は悪気もないのに、ルートが被ってしまうこともあります。

こういう場合は、先に登り始めた人に優先権がありますので、どちらが先か分からない時もありますが、まだ登り慣れていない初心者の内は、気づいた時点で無理せずに自分から降りましょう(被った人が上級者であれば、こちらより余裕があるので、譲ってくれることもあります)。




車で左折する時に、横断しようとする歩行者がいたら、その人が通り過ぎてから曲がりますよね? そんな風に思ってもらえれば、間違いないかもしれません。

2.登っていない時に気を付けること

さて、ここまでは主に、譲り合いにより危険行為を避ける方法を書いてきました。

しかし、自分が登っていない時でも気を付けるべきことはあります。

初心者の、特にグループで来ている人たちによく見られることですが、登っている人が課題のホールドを見失ってしまい、それを周りの人が教えるために近づく光景です。

ここまで、「譲り合いが大事」と言ってきたので、親切心からくるこの行為も、良いことだと言いたいのですが、実はこれも一種の危険行為です。

登っている人は、いつ落ちてくるか分かりません(自分の意志に反して、手や足を滑らしてしまうので)。

そして、壁のホールドを見失ってしまうことがあるなら、下にいる人も見失ってしまうのは当然です。

マンション2階の高さから自分に向かって、人間が降ってきたらどうでしょうか? しかも避けれないスピードだったら、と考えるとおっかないですよね?

ただし、上記してきた事例は、中上級者たちでもやってしまうことが多々あります。

慣れているから、多少の危険は予測できるので、という自信があるからの行為ですが、「物事に絶対はない」わけですから、いくら経験者のやることでも、こういったことはあまり真似しないほうがいいでしょう(筆者も、たまにやってしまいますが)。

他にも、そのジム特有のルールが存在することもありますので、分からないことはスタッフや常連さんたちに確認して、危険を避けるようにしていきましょう。

ルールやマナーを知ることで、そのスポーツの特性や面白さに触れることも、楽しむことの第1歩だということですね。




おすすめの記事